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海のミュージアム「磯の生物観察会・海の自然実感教室」2022年5月15日(土)

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  2022年5月15日(日)は、海のミュージアム「磯の生物観察会・海の自然実感教室」を行いました。 当日は曇り空。 海といえば青い空と青い海を期待してしまいますが、実は当日のような曇り空が磯観察にはぴったりです。 あまり暑すぎると見つけた生き物もすぐ弱ってしまいますし、何より、みなさんも熱中症の心配が少なく楽しんでもらうことができます。 生物を探す前には、遠藤貝類博物館の会場で、真鶴の海や相模湾について、生物の 探し方、毒のある生物など気をつけていただきたいことをご説明してから磯に出かけています。 スタッフももちろんお手伝いして、参加者のみなさんには、自分で見つける楽しさも体験してもらいました。 カニ、ナマコ、ウニ、貝などなど、今回もたくさんの生物が見つかりました。 見つけた生物は、スタッフから詳しく解説しました。 本日のイチオシ生物を紹介しようと思ったのですが・・・、たくさんあって一つには決められませんでした! 磯の小魚の中でもひときわ美しいナベカ。 ピンク色のヒラヒラの体と細い縞模様が美しいミスガイ、注目はとっても小さな眼! スベスベマンジュウガニは体内に毒があるので恐ろしいイメージが先行していますが、つややかな甲羅やつぶらな眼はすてきですので観察してください。食べなければ心配ありません。 ハマヒルガオも咲き始めました。自然海岸の残る三ツ石海岸では、季節ごとに浜を彩る海岸植物もみどころの一つです。 午後の遠藤貝類博物館内での「海の自然実感教室」では、標本を使っての生物のお話とプランクトンの顕微鏡観察、海の環境のお話をしました。 プランクトンは植物プランクトンの珪藻のなかまが多く見られました。 また、なかなか普段見られない種類が観察できました。 翼足類と見られます。貝殻から足を2枚出し、それをパタパタと翼のように使って泳ぎます。なんとも不思議な動きで、ご参加のみなさんに「これは珍しいですよ!」といいつつ、スタッフも見入ってしまいました。 ※海のミュージアムは、真鶴町立遠藤貝類博物館と特定非営利活動法人ディスカバーブルーの共催事業です。

海のミュージアム「磯の生物観察会・海の自然実感教室」2022年5月1日(土)

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2022年5月1日(土)は、海のミュージアム「磯の生物観察会・海の自然実感教室」を行いました。 生憎の曇り空の下での開催となりましたが、三ツ石海岸ではまたまたたくさんの種類の生物を見つけることができました。 ナマコ つかまえた! はじめて見るナマコやアメフラシは、黒くてよくわからない形・・・なんだか不気味です(笑) 勇気を出しておそるおそる触ってみると、触りごこちはプニプニやわらかく、おとなしい様子に思わず「かわいい!」とすっかりファンになってしまうようです。 アメフラシ、かわいい! 普段は、見つけた生物をスタッフが海岸で解説するのですが、残念ながら小雨が降り始めたため、今回は、遠藤貝類博物館のテラスにて生物の観察と解説を行いました。 落ち着いた場所でじっくり解説したり、質問を聞いたりすることもでき、屋内での観察もなかなかよい機会でした。 午後は、室内で「海の自然実感教室」を開催しました。 磯の生物観察でもたくさんの生物に触れ合うことができますが、このプログラムでは、それ以外の真鶴の海の生物をご紹介しています。 サメの歯をはじめ、漁師さんの定置網に入った生物を標本としていただいたものを見て触れてもらいながら、どんな生物なのかをスタッフがお話したり、一緒に考えてみたりしました。 その後は、真鶴の海のプランクトンを顕微鏡で観察しました。 最後のまとめでは、真鶴の海の豊かさと環境問題などについてもご紹介しました。 海のミュージアムでは、海の自然で楽しみながら、海と森、海と私たちの生活、環境問題などについても身近に考えてらえたらうれしいなと思います。 ※今回のイベントは、真鶴町立遠藤貝類博物館と特定非営利活動法人ディスカバーブルー共催事業として実施しました。