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いつまでもこの海と暮らしていくために。ディスカバーブルーは海や海の生物、生態系、環境を一人でも多くの人にお伝えしていくために、「人」と「海」とのかけ橋になろうとしています。

2018年11月26日月曜日

真鶴自然こどもクラブ「海の研究を体験しよう!」 2018年11月25日(日)

2018年11月25日(日)は「真鶴自然子どもクラブ『海の研究を体験しよう!』」を開催しました。

真鶴町には横浜国立大学の臨海環境センターがあり、真鶴周辺の海の環境や生物をテーマに大学生や研究者が訪れて、調査や研究を行なっています。横浜国立大学だけではなく、他大学や研究機関などからも毎年多くの人が真鶴へやってきて、研究活動に取り組んでいます。真鶴の海は、研究や調査を行うフィールドとしても価値があるということで、今回のイベントでは地域のこどもたちも実習船に体験乗船し、地元の海の素晴らしさや海洋研究の一部作業を体験してもらいました。

体験乗船は、横浜国立大学の実習船「たちばな」に乗船しました。岩漁港からの出航です。船に乗ったことがあるよと教えてくれた子も、浮さん橋を渡って乗り込むのは少し不安そうでした。
でも、船が岩大橋の下をくぐって沖へ出る頃には、晴天にめぐまれた青空と青い海を目の前に、潮風に吹かれて気持ちよさそうにはしゃいでいる姿もありました。

サンプリングポイントに着くと、作業の説明や作業のお手伝いをしてもらいました。
海水は表層0mはバケツで組みますが、深いところはニスキン採水器を使います。これを丈夫なワイヤーにつけて目的の水深まで沈め、船からおもりを落とすと、水中のニスキンの蓋がしまってその深度の海水がボトルの中に閉じ込められる仕組みです。この方法では一度に複数の深度の海水が採取できます。今回は、10、20、40、70、100mの水深の海水を採取しました。

おもりがニスキンのボトルに当たって蓋がしまると、その振動がワイヤーを通して伝わります。その振動もみんなで確認しました。感じた振動が水深100mから伝わってきたのかと思うと、みんなでわくわくしてしまいました。
引き上げた海水は、船の上で水温を計ります。温度計を海水に入れてメモリを読む・・・その頃には、子どもたちのほとんどが、船酔い気味になっていました。船は走行中よりも、泊まって作業しているときのほうが酔いやすくなります。当日は海況もややうねり気味だったこともあり、ちょっと辛そうな子もいました。
それでも最後まで頑張ってプランクトンの採集まで行い、無事岩漁港に帰ってくることができました。


今回は、参加申し込みが多かったので、体験乗船は2班に分けて2回出航しました。
体験乗船を待っている班では、海藻おしばづくりを行いました。海藻おしばは、スタッフが事前に集めてきたものの中から好きな海藻を選ぶところから始まります。

よく見ると、赤っぽいもの、茶色や緑と色もさまざまで、形も細いのも幅の広いものもいろいろな種類があることに気づきます。お気に入りの海藻を紙の上で形を整えると、海藻は複雑な形をしていることがわかります。新聞などではさんで乾燥させるとできあがりですが、時間の関係上、完成はお家に帰ってからのお楽しみとしてもらいました。みなさんの仕上がりがどうなったか気になるところです。

お昼にお弁当を食べて休憩を取る頃には、船酔いもすっかり回復し、元気一杯になっていました。

午後は、みんなが採ってきたサンプルを観察します。各水深の塩分を計ったり、プランクトンを顕微鏡で観察しました。「海に行って採ってきた」という体験からか、みんなとても興味を持って取り組み、自分から調べようという真剣さには頼もしい印象も受けました。

少し沖に出ると、港で手引ネットで採集するのとは違った種類が観察できます。動物プランクトンはオタマボヤやカイアシ類も大型のものも多くなります。植物プランクトンは、ちょうど珪藻類が多くなる時期で、繊細な美しい様子を観察することができました。


プランクトンをご専門に研究されている下出先生からも、特別講義をしていただきました。今回見たプランクトン以外にも、まだまだたくさんのプランクトンがいるそうです。どれも不思議な形や動きをして、みんなもびっくりしていました。
最後はスタッフから海の環境についてお話し、問題になっているプラスチックのゴミのことなども考えてもらいました。


子どもたちは丸1日、小さな海の研究者となって、最後までよくがんばってくれました!船酔いにも負けず、自分で採集した試料を一生懸命観察することができました。今回紹介したように、海洋研究という側面からも真鶴の海は魅力があります。またこのすばらしい海や自然でみなさんと会えることを楽しみにしています。

真鶴自然子どもクラブの次回は、来年1月ごろに真鶴半島の照葉樹林「お林」をテーマに開催予定です。

※今回のイベントは、船の科学館「海の学びミュージアムサポート」の協力により、真鶴町立遠藤貝類博物館主催、ディスカバーブルー企画・実施で開催しました。



2018年11月13日火曜日

真鶴の海の生物観察コーナー in 真鶴 龍宮祭 2018年11月10日(土)〜11日(日)

2018年11月10日(土)、11日(日)は、真鶴の海の生物観察コーナーを開催しました。当日、真鶴港で行われた「真鶴龍宮祭」の会場にて出展し、イベントに来場されたみなさんに、真鶴の海の生物や自然の魅力をご紹介しました。


観察コーナーでは、真鶴の海の生物を水槽などで展示しました。
生物が動く様子をが見れるので、カニが歩く様子や裏返したヒトデが元にもどる様子など、じっくり観察できるので人気でした。
またカニや貝、ナマコなどはさわってもらえるようにしたので、カニの甲羅の硬さや、ナマコのやわらかさなどを、実際に体験してもらいました。


海のプランクトンは、会場の真鶴港でつかまえたものを顕微鏡で観察してもらいました。プランクトンは小魚をはじめ多くの生物が餌としている生物で、海の生態系の中でも重要な役割を担っています。真鶴で水揚げされる美味しいお魚もプランクトンを食べて成長したことなども紹介しました。普段は顕微鏡を使う機会が少ないこともあり、来場者のみなさんには、レンズを通してみるミクロの世界という点でも楽しんでいただけたようでした。


植物プランクトン渦鞭毛藻類ケラチウムのなかま。


また、貝やウニの殻、カニの殻などの乾燥標本も展示しました。
こちらは真鶴の生物をメインに、北海道や沖縄などの他の地域の海に暮らす生物の標本も見ていただきました。


11日(日)は、この時期ならではの「季節来遊魚」も展示しました。
夏の間に黒潮に乗って、南の海から流れてくる魚の卵や稚魚が、夏の終わりから秋にかけての水温の高い時期だけ、真鶴の海でも見られるもので、チョウチョウウオやスズメダイのなかまの幼魚などが、かわいらしく泳ぐ姿を見せてくれます。
真鶴の海でも、熱帯魚が見られることに驚く方も多く、人気を集めていました。


真鶴にお住まいのみなさんには、おなじみの生物も多く、小学生たちははりきってスタッフのように解説してくれる子もいました。中には初めて見る生物もいるようで、地元の海の魅力を再発見されている方もいらっしゃいました。
また、町外から来場された方には、さまざまな生物が暮らす自然豊かな真鶴の海を少しでもご紹介できていればうれしいです。





※今回のイベントは、船の科学館「海の学びミュージアムサポート」の協力により、真鶴町立遠藤貝類博物館主催、特定非営利活動法人ディスカバーブルーが企画・実施しました。
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