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海のミュージアム「磯の生物観察会」「海の自然実感教室」 2018年4月29日(日)

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2018年4月29日(日)は、海のミュージアムを行いました。 4月に入って2回も中止が続き、お申込みいただいたみなさまにはご迷惑をおかけしておりましたが、当日はやっとお天気に恵まれ、久しぶりに無事開催するこができ、スタッフもほっとしました。   連休ということもあり、真鶴町内外から多くのみなさんにご参加いただくことができました。 「磯の生物観察会」では、最初に生物の見つけ方と一緒に危険な生物などの磯遊びの注意事項をレクチャーしています。その後、みなさんで三ツ石海岸に出て、生物をさがしていただきました。 岩の隙間、転石の下、潮だまりの中など、レクチャーでおおよそのポイントをお伝えし、みなさんに好きなところを探していただきました。スタッフも一緒にまわってお手伝いします。 春先からシーズンを迎えていたアメフラシは、そろそろ産卵を終え、数も減ってきたようでした。例年に比べると少し早い気がします。 今回は、磯の人気者、アオウミウシも登場しました。まだサイズの小さい個体でしたが、この人気ぶりはもう「磯のスター」と言ってもよいでしょう。 見つかった生物はディスカバーブルーや、遠藤貝類博物館学芸員など、海の生物を専門的に学んだスタッフから、特徴や生態のお話をさせていただきました。質問もどんどん受け付けますよ! 午後の「海の自然実感教室」は、室内で行うプログラムです。 磯の生物観察会はフィールドで、自分たちで見つけた生物を観察しますが、このプログラムでは、顕微鏡を使って生物を観察したり、標本を見たりと、じっくりと観察できるのがおすすめのポイントです。 標本は、主に真鶴の海の生物のものですが、サメや、水深の深いところに生息するカイメンの仲間など磯ではお目にかかれない生物を観察します。実際にさわって、くわしく見てみると、たくさんの発見があります。 また、真鶴の海のプランクトンを顕微鏡で観察しました。海岸から見ると、青く透明な海でも、肉眼では見えないたくさんの小さなプランクトンが暮らしていてとても豊かです。種類もたくさんいて、小さいながらにどれも複雑なデザインをしているのを見ると、自然のすばらしさを感じることができます。 連休中は5/3(木)、5/4(金)に

海のミュージアム「磯の生物観察会」「海の自然実感教室」 2018年4月1日(日)

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2018年4月1日(日)は、海のミュージアムを行いました。 午前中は「磯の生物観察会」で、真鶴半島三ツ石海岸で生物をさがして楽しみました。 春休み中ということもあり、三ツ石海岸もたくさんの人で賑わっていました。 春は海藻が多くなってそれを餌とする動物が増えたり、水温があがって活動しはじめる動物も多くなるので、海の生物たちにとっても、うれしい季節のようです。磯でもさまざまな種類のイキイキとした姿が見られるようになります。 はじめに、生物の探し方や活動上でご注意いただきたいことなどを説明してから、磯へ出かけ、みなさんと一緒に生物を探しました。 この時期は、なんといってもアメフラシのなかまをあちこちの潮だまりでみつけることができます。アメフラシ、アマクサアメフラシ、ミドリアメフラシ、クロヘリアメフラシ・・・三ツ石海岸で観察できるアメフラシのなかまがほとんど見つかりました。海藻を餌とするアメフラシはこの時期の磯に多く見られ、岩陰や石の下に産卵します。黄色の麺のような卵(卵塊)も観察できました。 アメフラシの卵塊。 また、今回ご参加いただいた方の中にはリピーターの方も多く、いつもリクエストがあるものの、なかなか見つけられないウミウシを今回だけで4種類も見つけていらっしゃいました。すごいですね。 ウミウシ勢ぞろい!橙色のネズミウミウシ(中央上)、白地に赤い斑点のオトメウミウシ(左)、サガミミノウミウシ(左)とその影にアオウミウシ。 カニのメガロパ幼生も潮だまりで発見。 午後は真鶴町立遠藤貝類博物館施設内で「海の自然実感教室」を行いました。 今回は、海藻の多いシーズンということで、「海藻おしば」を体験していただきました。 身近な海藻といえば、コンブやワカメが定番ですが、海にはまだまだ多くの種類の海藻が生息しています。コンブのように幅が広く長いものもあれば、細かく枝分かれしたものや、風船のようにふくらんだものまで、形もさまざま。また、海藻の色も緑色、褐色、紅色と大きく3色のグループに分けられて、並べると以外と鮮やかです。 真鶴周辺や東京湾で拾った海藻の中からご自由に選んでいただきました。 最後は、真鶴港のプランクトンを顕微鏡で観察し