海のミュージアム『真鶴半島 お林みどころ調査』 2018年1月21日(日)

2018年1月21日(日)は、海のミュージアム『真鶴半島 お林みどころ調査』を開催を開催しました。
真鶴半島先端部の照葉樹林は地域のみなさんから「お林」と呼ばれ大切にされています。神奈川県の天然記念物にも指定されており、それを取り囲む豊かな海と並ぶ町のシンボルとなっています。
海のミュージアムでは毎年冬に「お林」をテーマにした観察イベントを行ってきましたが、今回は参加者のみなさんが「おもしろい」「すてき」などと興味をもったことやおすすめポイントを調査しようというものでした。調査で得られた情報は、掲示物などで発信して、お林を訪れる方々にみどころ紹介することになります。

みどころ調査は、植物の専門家として大西 亘学芸員(神奈川県立生命の星・地球博物館)をお招きし、楽しくてためになる解説やご指導をいただきました。

真鶴町立遠藤貝類博物館を出発して、お林の中を歩きながら、クロマツ・クスノキ・スダジイのお林を代表する樹種をはじめ、さまざまな植物を観察しました。
大西学芸員の解説を聞いたり、参加者のみなさんが興味を持ったことについて記録をとっていただきました。


主に植物の観察を想定していましたが、自然の中にはその他にもたくさんのみどころが満載で、調査の予定コースもなかなか進まないほど、みなさんも集中して参加されていました。
マツゲゴケという地衣類、ハランの実や蕾、キンカメムシなどなど、おすすめ見どころがいっぱいでした。












 調査後は博物館へ戻って、収集したデータのまとめを行いました。みなさんのおすすめをマップに落としていく作業です。お林についてや調査の感想も発表してもらい、みなさんと意見交換をするなど大変楽しい作業でした。

調査データをもとに、現在スタッフが掲示物を作成中です。完成しましたら、ケープ真鶴内に掲示させていただきますので、ぜひチェックしてから、お林散策にお出かけしてみてください。

次回の海のミュージアムは3月に開催予定です。春が訪れた三ツ石海岸は、いよいよ磯の生物観察のベストシーズンが到来します。
お楽しみに!

※今回のイベントは、船の科学館「海の学びミュージアムサポート」の協力により、真鶴町立遠藤貝類博物館主催、特定非営利活動法人ディスカバーブルーが企画・実施しました。


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