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いつまでもこの海と暮らしていくために。ディスカバーブルーは海や海の生物、生態系、環境を一人でも多くの人にお伝えしていくために、「人」と「海」とのかけ橋になろうとしています。

2018年10月10日水曜日

海のミュージアム「磯の生物観察会」「海の自然実感教室」 2018年10月8日(月・祝)

2018年10月8日(月・祝)は海のミュージアム「磯の生物観察会」と「海の自然実感教室」を開催しました。

磯の生物観察会は、よく潮がひく大潮の干潮の時間帯に合わせて開催しています。潮の干満の時間は、日々異なっていて、季節によっても変化していきます。3月~9月ごろまでは、日中に干潮となりますが、それ以降は夜に潮がひくようになります。そのため、磯の生物観察会ができる期間も限られていて、今回の開催が今シーズン最後の観察会でした。


当日は少し雲の多いお天気でしたが、気温は少し暑いくらいで、半袖で過ごす方もいるほどでした。
ナマコもたくさん見つかりました。
見つけた生物は海岸で観察します。
生物の解説。みなさんで一緒にさがすとたくさんの生物をみつけることができます。

また、真鶴周辺の海の水温は9月~10月が最も高くなりますが、この時期限定のお楽しみが「季節来遊魚」です。黒潮に乗って流れて来た南方種の魚の卵や稚魚が、海水温が高い時期だけ、真鶴周辺の海でも見られるようになります。
いつも磯の生物観察を行う潮だまりでも、スズメダイのなかまなどの色鮮やかな魚の幼魚を見つけることができるようになります。かわいらしい季節来遊魚ですが、つかまえるのはなかなか難しく、参加者のみなさんもスタッフもなんとか頑張ってやっと数匹つかまえることができました。キセンミヤコスズメダイやイソスズメダイなどをみなさんと観察することができました。つかまえられませんでしたが、磯にはチョウチョウウオの幼魚も泳いでいました。
磯で見つかった魚。
今回はそのほかにも、ピンク色の外套膜がひらひらとして美しいミスガイや、カニダマシの仲間、オオアカハラの大きな個体なども見つかり、今シーズンラストの観察会を賑わせてくれました。来年の春、また元気な磯の生物たちに会えるのを楽しみにしたいと思います。
ミスガイ。貝殻の模様が「御簾(みす)」のよう。
オオアカハラ。甲幅2cm!
おなか(ハラ)側が赤い。
午後は、「海の自然実感教室」を行いました。
標本や顕微鏡を使いながら、室内で生物の観察や海の自然について学ぶプログラムです。

標本は、生物を乾燥させて作ったもので、魚やカニ、海綿などを実際にさわっていただきました。実物を見ながら、スタッフからその生物の生態などを解説しました。


その後、真鶴の海のお話や海中の様子を写した動画をご覧いただいたり、プランクトンについてのお話をし、当日の朝、つかまえてきたプランクトンを顕微鏡で観察してもらいました。

海はいつも同じではなく、潮のながれや溶けている生物、水温などさまざまに変化しています。そのため、観察して見られるプランクトンの種類も変わります。今回は、放散虫のスチコロンケや珪藻のユーカンピアが多く見られました。真鶴の海では、秋に珪藻が増えることがわかっているので、海のプランクトンも秋らしくなってきたといえそうです。



磯の生物観察会は、日中に干潮を迎える春のシーズンまでお休みになります。
秋~冬は、ひものづくりや海岸、森林などで楽しむプログラムを開催します。
ぜひ、ご参加ください。

※今回のイベントは、真鶴町立遠藤貝類博物館と特定非営利活動法人ディスカバーブルーの主催で実施しました。

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