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いつまでもこの海と暮らしていくために。ディスカバーブルーは海や海の生物、生態系、環境を一人でも多くの人にお伝えしていくために、「人」と「海」とのかけ橋になろうとしています。

2014年8月5日火曜日

「海のミュージアム プランクトン観察会」(2014年8月4日)

8月4日(月)は、「真鶴町 三ツ石海岸 海に親しむイベント 海のミュージアム『プランクトン観察会』」を開催しました。

今回会場として施設をお借りした、横浜国立大学臨海環境センターで、プランクトンについての説明やつかまえ方のレクチャーをしてから岩漁港へ移動し、みなさんでプランクトンを採取して頂きました。専用のプランクトンネットを岸壁から下ろし、水中を曳くとただようプランクトンがネットの先端につけた容器の中に集まります。参加者みなさんに採取してもらい、つかまえたプランクトンはそれぞれお持ち頂いたペットボトルに入れました。中をよく見てみると、ぴょんぴょん動き回る小さな生物、プランクトンが入っているのがわかりました。みなさんのペットボトルの中にも、たくさんのプランクトンを集めることができたようで、どんな形の生物なのかと顕微鏡での観察をますます楽しみにされていました。
プランクトンネットを岸壁から下ろしています。

小さなつぶつぶがプランクトンです。よく見ると動いているのがわかります。

会場に戻って顕微鏡で観察してみると、さまざまな種類のプランクトンを見ることができましたが、何と言っても当日多かったのはフジツボのノープリウス幼生(こども)でした。フジツボは、ご存知のとおり、富士山のような円錐形をした岩にくっついて動かない生物ですが、海中に卵を産み孵化したあとは、海中をただようちいさなプランクトンとして生活していて、脚を懸命に動かし他のプランクトンと比べても活発に動き回っています。実はエビやカニなどと同じ節足動物であるフジツボは、脱皮をしながら大きくなり、キプリス幼生に形を変えた(変体)後、一生の生活場所としてくっつく場所を決めて、富士山型の殻を作ります。
フジツボのノープリウス幼生

フジツボのノープリウス幼生(拡大)

クロフジツボ(成体)


このように、こどもの時だけプランクトンとして生活する海の生物は他にもさまざまな種類がいて、当日観察できた貝類やゴカイのほか、ウニやナマコなども同じような生活を送ります。今回は、フジツボの幼生を多く見ることができましたが、別の場所で採取したり、同じ場所でも別の日に観察すると、また違ったプランクトンを見つけることができます。

今後開催予定の「海のミュージアム『海の自然実感教室』や「まなづるの海の生物観察コーナー」では、事前に採取したプランクトンを顕微鏡で観察頂けます。目には見えない小さな海の生物の世界を覗きに、ぜひ遊びに来てください。




※今回のイベントは、真鶴町立遠藤貝類博物館と特定非営利活動法人ディスカバーブルーの主催で実施しました。
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