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いつまでもこの海と暮らしていくために。ディスカバーブルーは海や海の生物、生態系、環境を一人でも多くの人にお伝えしていくために、「人」と「海」とのかけ橋になろうとしています。

2014年8月22日金曜日

「真鶴自然こどもクラブ まなづるの海の研究1日体験〜横浜国立大学実習船「たちばな」体験乗船〜」(2014年8月20日)

8月20日は、真鶴町内の児童対象イベント「真鶴自然こどもクラブ」で横浜国立大学にご協力頂き、実習船「たちばな」の体験乗船と、大学生や研究者が行う海洋環境についての調査を体験しました。

船に乗る前に、海洋環境の調査ではどんなことをするのかについてお話を聞きました。水温や塩分濃度を計ったり、大きなプランクトンネットを使って、船の上から海中を引き上げてプランクトンをつかまえて観察したりするのですが、船で使用するプランクトンネットの実物を、横浜国立大学准教授の下出先生が見せてくれました。いつもの観察会で使っているネットの10倍くらいはありそうな大きさに、子供達はびっくりしながらも、本格的な研究器具を使っての調査にわくわくしている様子でした。

船で引くためのプランクトンネット。大きい!

真鶴港で「たちばな」に乗船しました。早く乗りたくてそわそわしたり、緊張や不安で口数が減っていたりする様子が見られましたが、子供達それぞれに普段経験しないことにチャレンジしているんだということがわかりました。調査用具なども積み荷も完了し、「たちばな」が出航しました。
出発進行ー♪いってきまーす。

 たちばなは、横浜国立大学の学生が月例調査を行っている調査地点まで航行し、そこで表層0mから100mの間の5層について採水し、みんなで水温を計測しました。また100mの深さから大きなプランクトンネットを引き上げ、プランクトンをつかまえました。これらの作業を終えて、みんな無事に帰港しました。船酔などを訴えることもほとんどなく、子ども達の元気パワーにすごいなあと感心してしまいました。
下船後、実習船「たちばな」と記念撮影。

元気な子ども達は、お昼ご飯を食べた後もおにごっこなどをして楽しんだあと、午後の少し専門的な内容にも、一人一人真剣に取り組んでいました。
表層0mから10m、40m、60m、100mで採った海水の塩分濃度を塩分計で計って、グラフにしてみました。さらに、同じ水深の水温もグラフにして調べてみました。水その結果について、みんなでいろいろ考えたり、話し合ったりしました。
塩分濃度計を使って塩分測定中。お友達同士の協力も大切。

塩分濃度計測順番待ち。どうー?見える??

また、つかまえてきたプランクトンを顕微鏡で観察しました。昨日の「夜のプランクトン観察会」で観察したプランクトンと比べて、同じ種類も違う種類もいたことや、今日つかまえた沖合のプランクトンの方が大きいものが多いことなど、いろいろ発見したことを教えてくれ、すっかり小さな研究者のようでした。
プランクトンをピペットで採取。

大学生も使用する顕微鏡でプランクトン観察。使いこなしてます。

最後は、横浜国立大学教授の菊池先生からまとめのお話をしていただきました。たくさん観察したプランクトンは、小魚の餌になり、小魚はイワシやアジなどの魚の餌になり、さらにそれをマグロやカツオなどの大型の魚が食べています。一方、植物プランクトンが増えるためには、日光と陸から川を伝って海へ運ばれる栄養が必要です。身近な真鶴の海でも同じで、海の生物どうしのつながりや海と陸のつながりなど、自然の大きなつながりがあって、お魚がたくさんとれたり、磯でいろんな生物を観察したりすることができます。今日の思い出と一緒に、子ども達みんなの心に残ってくれるといいなと思います。


※今回のイベントは、文部科学省 公民館を中心とした社会教育支援事業の一環ととして、真鶴町立遠藤貝類博物館と特定非営利活動法人ディスカバーブルーが実施しました。
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