真鶴の海の生物観察コーナー 2018年8月14日(火)


2018年8月14日(火)は、真鶴町立遠藤貝類博物館テラスにて「真鶴の海の生物観察コーナー」を開催しました。

三ツ石海岸や博物館を訪れた方々に、真鶴の海の自然や生物たちをご紹介するための展示コーナーで、ご予約不要、入場無料でご自由にお楽しみいただける企画です。スタッフも常駐していますので、解説や質問などお声おかけいただいています。
展示は主に、貝やカニ、ナマコ、ヒトデなどの磯の生物と、プランクトンの顕微鏡観察、その他、生物の乾燥標本などを用意しました。

磯の生物は、事前にスタッフが真鶴町内の海岸にて採集してきたものを見ていただきました。触っても安全な種類については、やさしく触れて観察してもらいました。
もちろん、人気はナマコのなかま。種類によってやわらかさがちがうので、比べてみると面白いと重ます。

何が展示されるかは、スタッフが採集してみないとわからないので、当日までのお楽しみです。カニやウニ、貝など、よく見られる種類の他に、毎回、当日のスペシャルな生物が登場していますが、今回はクモヒトデのなかまがたくさん見つかりました。
クモヒトデのなかま

 また、昨日の台風により、海岸には海からさまざまな漂着物が流れ着いていて、イソバナもたくさん打ちあがっていたので拾ってきてみました。実体顕微鏡で見てみると、赤いイソバナに擬態して小さな生物がついていて、ゆっくりゆっくり動いていました。ワレカラという節足動物ですが、知るひとぞ知る生物でなかなかマニアックです。でも、来場されたみなさんには、こんな見慣れない生物との出会いも喜んでいただけたようでした。
ワレカラのなかま

「真鶴の海の生物観察コーナー」は、博物館や真鶴町内のイベントなどで開催していきます。次回は、9月23日(日)に真鶴町立遠藤貝類博物館のテラスで開催予定です。

※今回のイベントは、真鶴町立遠藤貝類博物館と特定非営利活動法人ディスカバーブルーの主催で実施しました。

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