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神奈川, Japan
いつまでもこの海と暮らしていくために。ディスカバーブルーは海や海の生物、生態系、環境を一人でも多くの人にお伝えしていくために、「人」と「海」とのかけ橋になろうとしています。

2019年8月4日日曜日

海のミュージアム「磯の生物観察会」「海の自然実感教室」 2019年8月3日(土)

2019年8月3日(土)は、海のミュージアム「磯の生物観察会」「海の自然実感教室」を開催しました。

梅雨が明けて以降、真鶴町でも暑い暑い毎日がつづいています。
今回も、雨よりも暑さが心配されるほどの夏空の下、イベントを開催することができました。
「磯の生物観察会」では、博物館に集合いただいたあと、スタッフから海の基本的なお話や、相模湾や真鶴の海の環境、生物の見つけ方など、ちょっと大事なお話をさせていただいています。そのあと、服装や持ち物などを確認します。みなさんそろって準備万端、いざ、三ツ石海岸へ出発しました。

磯の生物観察会を行う「磯」は、満潮時には海の中、干潮で潮がひいたときだけあらわれる場所です。海岸から歩いていって、いろいろな生物を見つけることができるのが磯の楽しみですが、特に大潮などの潮位がもっとも低くなるときがチャンスです。海のミュージアムもそのタイミングに合わせて開催しています。

観察はスタッフも同行してご案内しますが、たくさんの生物が生息する三ツ石海岸では、ご参加のみなさんも次々に生物を見つけては、驚いたり喜んだりの歓声があがっていました。お子さまから大人までみんなが楽しめます。

見つかる生物は、季節によっても少しずつ変化していました。
ここ最近の夏休みの観察会では、ナマコのなかまが本当にたくさん見つかっていましたが、今回もニセクロナマコにテツイロナマコ、イソナマコ・・・さまざまなナマコが見つかり、みなさんを驚かせていました。

生物さがしのあとは、見つかった生物をもって集合し、じっくり観察しました。見つけた生物と記念に写真をとるもよし、スタッフに質問するもよし、お隣のグループの自慢の生物を見せてもらうのも、また楽しい時間です。

生物については、全体でスタッフが解説をしました。カニ、エビ、貝も二枚貝も巻貝もウミウシも、ナマコもヒトデも・・・合計で45種類の生物が見つかっていました。

フトユビシャコモドキ。三ツ石海岸の磯観察では珍しい種類です。


午後は、博物館のテラスで「海の自然実感教室」を開催しました。
午前の磯の生物観察会でも、たくさんの海の生物をご紹介していますが、こちらのプログラムでは、磯で見られる生物以外もご紹介しました。

生物標本を使ったお話では、サメの歯や卵、大型の魚類の標本を実際に見て触って観察してもらいました。これらは、真鶴の漁師さんからいただいた貴重な標本で、磯よりも深い沖合では、真鶴の海にもたくさんの魚類もやってきているということを知ることができます。


プログラム後半では、海のプランクトンの顕微鏡観察を行いました。プランクトンは海の生態系において、とても重要な役割を果たしている生物ですが、サイズが小さいこともありなかなか知られていません。
プランクトンは当日の朝、スタッフが採集したものを用意していますが、その種類も個体数も季節での変化はもちろん、朝と夜でも違いがあるほど変化するので、その時々でさまざまな種類を観察することができます。今回多かったのは、フジツボのノープリウス幼生です。成長すると、磯や港の岸壁にくっついている、あの、フジツボになります。親と子で見た目も生活も全く異なっているのが、とても興味深いところです。





※今回のイベントは、真鶴町立遠藤貝類博物館と特定非営利活動法人ディスカバーブルーの主催で実施しました。

2019年7月23日火曜日

海のミュージアム「磯の生物観察会」 2019年7月21日(日)

2019年7月21日(日)は、海のミュージアム「磯の生物観察会」を開催しました。

夏休みに入ったばかりの日曜日、小学生のご家族や海の生き物好きダイバーさんグループなど、たくさんのみなさまにご参加いただき、にぎやかな観察会となりました。
磯の生物観察会は、干潮時刻に合わせて開催していますが、当日はお昼過ぎの干潮だったたので、今回の海のミュージアムでは午後から磯の生物観察会のみを実施しました。

お天気は曇り空。梅雨が明け、夏らしい青空と青い海を楽しめるのは、もう少し先になりそうですが、磯の生物観察会にはこのくらいのお天気がちょうど合っています。暑すぎると参加者のみなさんも熱中症などの心配がありますが、海の生物たちもかんかん照りの太陽の下では弱ってしまったり、より水深の深いほうへ移動してしまいます。

真鶴町立遠藤貝類博物館に集合後、はじめのレクチャーを行い、三ツ石海岸に移動しました。このレクチャーでは、磯での生物のつかまえ方や安全に活動を行うためのお話に加え、海の基本のお話や相模湾や真鶴の海の環境や生物などのお話もしています。磯の生物以外のことも知っていただけるので、ちょっとおすすめです。

三ツ石海岸では、潮だまりや石がごろごろとしている転石帯などで、みなさん一緒に生物を探していただきました。網で魚やエビを探すのも楽しいですが、網ではつかまえにくい、カニやナマコ、貝やヒトデなどを軍手をつけた手でつかまえてみると生物の硬さややわらかさも感じることができます。生物に触れて楽しむことができるのは、磯の生物観察の醍醐味です。

 1時間ちょっと、生物を採集した後、みなさんで集合しました。
何が見つかったか、それぞれご参加のグループごとにじっくり観察タイムです。

今回は、熱心にメモをとっている小学生がとても多くいました。
聞いたら、夏休みの宿題のために生物の種名を記録しているとのことでした。その後もスタッフに熱心に質問をしたりしていました。見つけた生物と種名、スケッチや写真と特徴などを書くだけでも、おもしろい自由研究になります。ご家族で楽しみながら宿題も進められるなんて一石二鳥!



生物は、ナマコが多く見つかっていました。
ニセクロナマコ、テツイロナマコ、マナマコ、トラフナマコ、イソナマコ、ムラサキクルマナマコ。三ツ石海岸でよく見るナマコが勢ぞろいでした。
ナマコ6種とヒトデ、ウニ、クモヒトデ。棘皮動物のなかまたち。

また、ベテランチームが魚類をつかまえてくれていました。しましま模様がかわいらしいカゴカキダイなどやや南方系の幼魚もが多くなっています。今年はいつもの年より早めに季節来遊魚が来ているかもしれません。

魚はしましま模様のカゴカキダイの幼魚、キタマクラ幼魚、クモハゼ。
エビはイソスジエビで卵を抱えていました。

観察会では、見つけた生物についてスタッフから解説をしています。生物の名前だけではなく、どんな生活をしているのか、エサや習性などの生態やからだの形の特徴などを紹介しています。自分でつかまえて、ちょっと詳しく知ることで、おもしろいなと興味を持ったり、身近に感じたりしていただけるとうれしいです。
もちろん、解説の内容も宿題にもピッタリかと思いますので、この夏、宿題のテーマとしてもぜひご参考にしてみてください。
カニのなかま解説中。

 次回は8月3日(土)の開催です。午後の海の自然実感教室では顕微鏡でのプランクトン観察もできます。


※今回のイベントは、真鶴町立遠藤貝類博物館と特定非営利活動法人ディスカバーブルーの主催で実施しました。


2019年7月22日月曜日

横浜うみ博2019ワークショップ「顕微鏡でみてみよう!横浜港の小さな生き物 プランクトン」 2019年7月20日(土)

2019年7月20日(土)は、横浜港大さん橋で開催された「海洋都市横浜うみ博2019」にて「顕微鏡でみてみよう!横浜港の小さな生き物 プランクトン」のワークショップを開催しました。
うみ博は、海に関する大学や企業、団体が集まって、展示やワークショップなどの体験コーナーを設け、海の仕事や研究、船舶や自然、生物などあらゆるジャンルについて、来場者が見たり、体験したりして楽しむことができるイベントです。
小さなお子様づれのご家族や、中学生や大学生など、将来の夢として海でお仕事や研究することを目指している学生さんなどたくさんの方々が来場されていました。


ディスカバーブルーのワークショップでは、顕微鏡を準備し、ご来場いただいたみなさんにプランクトンをご自由に観察していただきました。見ていただいたのははもちろん、横浜港に生息するプランクトンで、大さん橋のすぐそばの岸壁から採集しました。
動物プランクトンのカイアシ類が大変多く、顕微鏡を覗くとぴょんぴょん元気に飛び回るように泳ぐ姿が観察できました。
また、植物プランクトンの珪藻類もたくさん採集できて、幾何学的で繊細な形を見ていただくことができました。
「動いているー!!」「見えた!」と顕微鏡をはじめて使う小さなお子様も楽しそうにのぞいていたり、海の生物に興味を持っている中学生はもくもくと集中して観察していました。大人にとっても「顕微鏡は学生の時いらいだなあ!」と懐かしく感じてお立ち寄りいただいた方、横浜港にたくさんのプランクトンがいると知って驚かれる方やプランクトンの形の美しさやかわいらしさに夢中になる方など、みなさんに楽しんでいただけたようで、大変多くの皆様に海のプランクトンの魅力と生態系における重要な役割についてご紹介させていただくことができました。




ワークショップ会場にはパネル展示も行い、プランクトンの基礎知識のほかに、植物プランクトンの生産に必要な栄養の供給源として陸からの栄養塩のお話を掲示しました。また、横浜国立大学の下出准教授のご協力により、プランクトンの美しい写真をお借りして展示させていただきました。知られざる美しいプランクトンの姿に思わず、足を止めてしまう方もいらっしゃったようです。



横浜港という都市部の身近な海にもたくさんの生物が暮らしていたり、目には見えないけれど大切なプランクトンをご紹介させていただくことができました。ご来場の皆様、ご協力いただいたみなさま、ありがとうございました。


2019年7月16日火曜日

海のミュージアム「磯の生物観察会」「海の自然実感教室」 2019年7月15日(月・祝)

2019年7月15日(月・祝)は、海のミュージアム「磯の生物観察会」と「海の自然実感教室」を開催しました。

当日は、「海の日」ということで、たいへん多くのみなさまにお申し込みをいただいていました。ところが、今年の梅雨ぐらい毎日雨が降る年は珍しいのではないかというほど、真鶴も連日の雨つづきで、海の日もお天気が心配でした。

それでも、なんとうれしいことに、イベントが開始する直前に雨が止み、午前中は予定通り「磯の生物観察会」を実施することができました。

イベントでは、真鶴町立遠藤貝類博物館に集合後、磯の生物観察をする前に、みなさんにレクチャーをさせていただいています。生物の見つけ方はもちろん、安全に活動するためのポイントや海についてのお話などをお伝えしています。このお話は大切ですので、しっかり聞いてからご参加いただくと、より磯での体験を楽しんでいただけると思います。

前回の6月22日も雨天のため中止だったので、海のミュージアムとしては1ヶ月ぶりの磯の生物観察会でしたが、たくさんの種類の生物に出会うことができました。
ご参加のみなさんは、お子さまはもちろん、お父さんやお母さん、今回はおじいちゃんおばあちゃんとご一緒にご参加のご家族もいらして、みなさま楽しんでいただけたようでした。
自分でさがして、自分でつかまる体験の楽しさは、大人も子ども変わりません。

 生物をさがす時間は、毎回1時間半ほどですが、今回は気温が低いこともあり少し短めの1時間ちょっととさせていただきました。それでもたくさんの生物が見つかっていました。見つけた生物は、海岸まで持って集合してみなさんで観察し合います。


カニのなかまでも、甲羅の背中側に海藻をつける種類がいます。海藻の森に隠れてじっとしているので見つけるのが難しい種類です。
左からイソクズガニ、ヨツハモガニ、コワタクズガニ。

海の生物好きのみなさんの中でもファンが多いウミウシのなかま。
今回は6種類と、いつもより多く見つかっていました。
左上:ホンクロシタナシウミウシ、右上:イソウミウシに近いなかま

右:サガミミノウミウシ、下:ツヅレウミウシ

ウミウシのたまご。
リボン状のうずまきが岩に張り付いています。よく見ると卵の一粒一粒が見えます。


 午後の「海の自然実感教室」は室内で行うプログラムです。通常2プログラムを行なっています。
1つ目のプログラムは、海の生物の標本を観察しながらのレクチャーです。磯の生物観察会でもたくさんの生物を見ていただきましたが、海の生物はそれだけではありません。真鶴の海の生物を中心に、様々な海の生物のおもしろいについてお話ししました。

 2つ目は、プランクトンの観察です。当日の朝、スタッフが真鶴港で採集してきたプランクトンを顕微鏡で観察していただきました。顕微鏡は、一人1台ずつお使いいただけますので、思う存分、小さな海の生物の世界をお楽しみいただけます。


海中のプランクトンは、季節や朝・夕などの時間帯によって異なるほか、気温や水温、日照時間や天候、海流などさまざまな条件で絶えず変化しています。そのため観察会でも毎回違った様子が観察できます。
今回は、植物プランクトン珪藻のなかまが大発生していました。このグループは毎年春に増えるのですが、今年はこの梅雨の時期に大発生していて、定期調査を行っている横浜国立大学の調査でも、定常的な変動とはちがう様子が観察されています。

また、今年はヤコウチュウも大量発生しています。赤潮の原因でもあるヤコウチュウですが、ぶつかるなど衝撃があると発光するで、海の自然実感教室でも暗室でその様子を観察していただきました。とてもきれいなので、参加者のみなさんにも人気です。(ヤコウチュウが多い時にだけ観察いただけます。)

次回は7月21日(日)の開催です。午後の干潮時刻に合わせて、磯の生物観察会のみの開催となります。

※今回のイベントは、真鶴町立遠藤貝類博物館と特定非営利活動法人ディスカバーブルーの主催で実施しました。

2019年6月2日日曜日

海のミュージアム「磯の生物観察会」「海の自然実感教室」 2019年6月2日(日)

2019年6月2日(日)は海のミュージアム「磯の生物観察会」と「海の自然実感教室」を開催しました。

6月最初の磯の生物観察会は、曇り空の少し涼しいお天気の中での開催でした。
イベントを共催している真鶴町立遠藤貝類博物館の施設内にて、海についての全般的なお話しや、真鶴の海の特徴や磯の説明を行ってから、みなさんで三ツ石海岸へ移動して、生物を探しました。

今回の観察会も、海の生き物大好きなお子さんが多く遊びに来てくれました。
生き物の探し方は、はじめにスタッフからレクチャーしていますが、石にくっついて生き物と気づかないようなキクノハナガイやとても小さいイワフジツボなど、大変詳細に三ツ石海岸の生き物たちを観察してくれていました。



海岸の様子もだんだんと移り変わってきています。春に多かった海藻に代わり、ヒジキやホンダワラなどの仲間の褐藻(黄緑~褐色の種類)や、ツノムカデなどの紅藻など、色とりどりの海藻が潮がひいた岩場に姿を現しています。
冬から磯観察に遊びに来てくれたのみなさんを楽しませてくれたアメフラシも、夏を目前に数が減ってきました。アメフラシは、冬~夏前までに磯に現れて産卵しますが、その後、夏の間は姿を見ることがほとんどありません。磯では、冬から夏前までがシーズンの生物です。
潮だまりの中を撮影しました。


見つけた生き物は、スタッフから解説させていただきました。
アメフラシの他に、ウニ、ヒトデ、ナマコ、カニ、ヤドカリ、エビに貝・・・ウミウシも3種類見つかっていました。

いつもはなかなか触ることもない生き物も多いと思いますが、自分でつかまえた生き物はもちろん、お友達がつかまえた生き物もチャレンジしてさわって観察していました。


午後は、室内で「海の自然実感教室」を行いました。
海の自然実感教室では、生き物の標本を使って、お話をしながら観察するプログラムと、顕微鏡でプランクトンを観察するプログラムの2本立てです。



午前中の磯の生物観察会では、三ツ石海岸の磯で見つかった生き物を観察しましたが、午後は、それ以外の真鶴の海に暮らす生物について実物標本を使って紹介しました。私たちに馴染みのある、魚やウミガメから、見た目は地味で動物とは思えないけれど、原始的なからだの作りをしたカイメンについてお話ししながら、さまざまな種類の標本を手にしてもらいました。磯でもたくさんの生き物を見つけることができましたが、真鶴の海にはまだまだ多くの生き物が生息しています。

それから、プランクトンを顕微鏡で観察しました。プランクトンは当日、真鶴港で採集したものですが、数え切れないほどたくさんの種類を観察することができ、さらに海には多くの生物が暮らしているということがわかります。
特に、種数も数も多く動物プランクトンの中でも重要なカイアシ類は、今回も多く観察できました。

また、当日は、ヤコウチュウが多く、プランクトンを入れた容器の水面がピンク色になるほどでした。このくらい多く採集できると、暗闇でぶつかるなどの刺激を受けると青白く光るヤコウチュウの様子を、観察することができます。暗い室内を用意して、みなさんに光る様子を見ていただきました。
このヤコウチュウが多くなるのは、春~秋にかけての期間です。日によっては少ない日もあるので必ずとは言えませんが、ヤコウチュウの光は、これから夏の季節のお楽しみです。

※今回のイベントは、真鶴町立遠藤貝類博物館と特定非営利活動法人ディスカバーブルーの主催で実施しました。

2019年5月7日火曜日

真鶴町立遠藤貝類博物館 「海の学校」出前授業(藤沢市立の小学校) 2019年5月7日(火)

2019年5月7日(火)は、藤沢市立の小学校4年生のみなさんに「海の学校」ふりかえり授業を行いました。
真鶴町にある町立遠藤貝類博物館では、教育普及事業の一環として、博物館が海や森林などの地域の自然観察の指導を行う「海の学校」を実施しています。
こちらの小学校4年生のみなさんは、4月末に真鶴半島の三ツ石海岸に遠足で来て、町立遠藤貝類博物館「海の学校」の磯の生物観察会を体験してくれました。今回は、その「海の学校」での体験のふりかえりをするために出前授業を行いました。

「海の学校」当日に見つかった生き物を振りかえってもらうと、みなさんはたくさんの生き物を覚えていてくれていました。問いかけると次から次へと三ツ石海岸で見つけた生き物の名前を答えてくれました。
授業では、それらの生き物のより詳しい話や、当日は見つからなかったものの、真鶴の海に生息するさまざまな生き物の紹介をしました。
その後、磯の生き物はもちろん、沖合を泳ぐ魚のなかまなども含め、海の生態系にとって重要な存在のプランクトンのお話をしました。プランクトンは顕微鏡で観察すると面白いのですが、今回はスクリーンに試料を投影して、元気に動き回る小さな生き物の形や動きを観察しました。
さらに、陸と海のつながりについてもお話ししました。海の生き物が生きていくための栄養は陸から来ます。海が元気なためには陸の自然も元気である必要があります。逆に、海の生き物が苦しんでいるゴミや汚染物質も陸から流入してしまいます。陸も海もどちらも重要で、大切にする意識を持ってほしいと思います。

実は、こちらの小学校では遠足の前に、事前の出前授業も実施し、「海の学校」に行く前の準備や予習となるお話をさせていただきました。前後の予習やふりかえりは、当日の磯での活動をより楽しい体験にし、より深い学習につなげてくれると思います。


※「海の学校」は、真鶴町立遠藤貝類博物館の教育普及事業として、学校等の団体を対象に受け入れを行なっています。
博物館学芸員やディスカバーブルーのスタッフが、真鶴の海をメインに森林なども含め解説指導を行い、自然をテーマにした体験学習を行うことができます。

※出前授業については、本年度は「船の科学館 海の学びミュージアムサポート」の協力により、「海の学校」を利用の学校を対象に実施しています。


2019年5月6日月曜日

海のミュージアム「磯の生物観察会」「海の自然実感教室」 2019年5月5日(日)

2019年5月5日(日)は海のミュージアム「磯の生物観察会」と「海の自然実感教室」を開催しました。


海のミュージアムは、海での体験を楽しみながら自然や生き物について学んでいただくこともできるプログラムとして、真鶴町立遠藤貝類博物館とディスカバーブルーで実施しています。

海のミュージアムは、海での体験を楽しみながら自然や生き物について学んでいただくこともできるプログラムとして、真鶴町立遠藤貝類博物館とディスカバーブルーで実施しています。

はじめは、遠藤貝類博物館テラスに集合していただいて、海の環境のことや、観察会でも楽しむ真鶴の海についてご紹介しています。


その後、みなさん一緒に三ツ石海岸へ移動しました。
当日は、よい五月晴れに恵まれ、波も穏やかで観察会を思いっきり楽しめる海でした。
生き物の探し方や危険な生き物などスタッフからレクチャーをさせていただいてから、いざ、磯へ!

生き物は、石の下や隙間に隠れているものもたくさんいますので、そこを探してみるのがポイントです。
ご家族で協力したり、スタッフと一緒につかまえ方を工夫したり、にぎやかな時間でした。

足元は、膝くらいまでは潮だまりに入れます。当日の真鶴周辺の海水温は17~18度ほどなので、まだ少し冷たいのですが、子どもたちは元気いっぱいでした。
アメフラシは6月くらいまでしか見られません。この時期はぜひ、探してみてください。さわるとやわらかくて、動きはのんびりとしていて、触るのも見るのもオススメです。

 冬から春にかけてのこの時期は、海藻が生い茂るシーズンです。例年よりは、少し遅れ気味ですが、潮がひいた三ツ石海岸も海藻で覆われていました。この海藻が、磯の生物たちにとっては、餌となり、かくれる場所にもなるのでとても重要です。


1時間少しの間、生き物を探していただいた後は、観察の時間です。
グループごとに見つけた生物をじっくり観察していただきました。生き物と記念撮影をしているご家族もいらして、楽しそうでした。

その後は、集合していただき、全体でみつかった生き物について、スタッフから解説をしました。

危険な生き物として、活動開始前にご紹介しているスベスベマンジュウガニが今回も見つかりました。今シーズンは、いつもの年より見つかる回数が多いようです。

午後は、室内で行う「海の自然実感教室」でした。
サメやカニ、ウニ、カイメンなどなど、海の生き物の標本をみなさんで手にして観察しながら、生き物の生態や、海の環境のことなどをテーマにレクチャーしました。

その後は、プランクトンの観察を行いました。
真鶴港でとってきたプランクトンを、顕微鏡で観察していただきました。顕微鏡はお一人一台ずつご用意していますので、思う存分にプランクトンの世界を楽しんでいただけます。

植物プランクトンの珪藻類が大変多く見られました。珪藻類は、ガラス質の細胞壁をもち、いくつもの細胞が連なったり、幾何学的な形をしているものが多いので、とても美しい自然のデザインを楽しめます。
昨日も行なったプランクトン観察ですが、同じ場所でつかまえたプランクトンでも、見られる種類が異なっていました。海の中は、刻一刻と変化していることが実感できました。

次回は、5/19(日)の開催予定です。
また、ちがった生き物との出会いがあるかもしれません。次回はどんな生き物に出会えるか楽しみです。


※今回のイベントは、真鶴町立遠藤貝類博物館と特定非営利活動法人ディスカバーブルーの主催で実施しました。

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