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真鶴町役場職員向け研修「海を活かしたまちづくり研修会」(2/18)

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2/18(火)は、真鶴町役場内で「海を活かしたまちづくり研修会 ~真鶴の海を知る@大ヶ窪海岸~」を開催し、町役場のさまざまな部局からご参加頂いたみなさんと一緒に、町内の磯にて生物観察会を行いました。 真鶴町立遠藤貝類博物館とディスカバーブルーでは、一般向けに「海のミュージアム」を開催し、真鶴町を訪れる人々にの海の自然の魅力をお伝えするイベントをとして、磯の生物やプランクトン観察、ビーチコーミングや生物紹介展示など、さまざまな内容のプログラムを行い、神奈川県内各地域や県外からも多くの方にご参加頂いています。今回の研修では、その中でも特に人気の「磯の生物観察会」を、町役場の職員のみなさまに実際に体験して頂きました。 真鶴町内にある横浜国立大学臨海環境センターに集合し、近くの海岸に移動して生物を探しました。真鶴出身で海に慣れ親しんでいる方から、町外出身で、海の生物はほとんど見たことがないという若手の方まで幅広くご参加頂きました。みなさんはじめは、慎重に水の中をじーっと観察したり、そうっと手を入れたりされていたようですが、しばらくすると次々と見つかる生物のおもしろさや磯の魅力にすっかり夢中になり、童心にかえって楽しんで頂けたようでした。 30分ちょっとの間に、さまざまな種類の貝とアメフラシ、ウニ・ヒトデ・ナマコも数種類ずつ、さらにカニやエビ、ヤドカリなどたくさんの生物が見つかり、臨海環境センターに戻って、生物について簡単な解説と、「海のミュージアム」の磯の生物観察会などで、参加者のみなさんが魅力を感じてくれている「真鶴町の海の自然」についてお話しました。 また、これほどすばらしい海の自然をどのようにまちづくりに活かせるのかということもお話し、職員のみなさんにも考えて頂きました。「海の自然を活かす方法」をすぐに見つけて実行するのは簡単ではないかもしれませんが、直接海に関係ない部署の人でも、真鶴町役場である以上、間接的には海に関わりがあるので、是非その魅力を知ってもらい、教育・観光振興、町の魅力向上、環境保全等、町の今後の行政につなげて頂くことができればと思います。 ※この事業は、文部科学省「公民館を中心とした社会教育活性化支援プログラム」に採択され、「海の自然を活かした地域活性化と観光振興~海を学び

海のミュージアム 「豊かな海の自然とその恵み~ひものづくり体験とプランクトン観察~」(2/22)

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2月22日(土)は、「海のミュージアム 豊かな海の自然とその恵み~ひものづくり体験とプランクトン観察~」を開催しました。 今回は真鶴町漁業協同組合との連携イベントとしてひものづくり体験を行い、加えて、魚のえさになるプランクトンの観察とそれらを育む真鶴の海の沿岸の自然観察を行いました。 午前中は、真鶴町漁協にご協力頂き、漁港近くにある旧梅原水産の作業スペースにてひものづくり体験を行いました。 真鶴町漁協の朝倉さんにご指導頂き、 まずは 参加者のみなさんでアジを捌きました。魚を おろす のは初めてというかたも多くいらっしゃいましたが、朝倉さんのアドバイスであっと言う間に5匹を開き終わりました。その後、魚は水洗いし、塩水に浸してから乾燥させて完成を待ちます。 当日は、神奈川県のいいことを探してまちあるきをする”いいにゃクリエイター”の「かにゃお」も遊びにきてくれていて、みなさんの作業を応援してくれました。おかげで、参加者のみなさん も、より楽しんで頂けたようでした。 ひものを乾燥させている間に、真鶴港で魚のえさとなるプランクトン(浮遊生物)を採集し、観察場所の町立遠藤貝類博物館までの道のりを自然観察しながら歩きました。 漁港周辺では、定置網のロープやブイについているフジツボやムラサキイガイなどの付着生物をご紹介し、山下浜~琴ヶ浜までの海岸沿いの遊歩道では、さまざまな生物が生活する磯の豊かな環境についてお話しました。琴ヶ浜では神奈川県の天然記念物のクロサギがいましたが、これらの鳥類も 小魚やカニ、貝類など、えさとなる生物が豊富な 磯 に集まってきます。 真鶴町の海の自然を観察した後は、県の自然公園に指定され、また、その照葉樹林が天然記念物にもなっている「お林」の中を歩きました。大切に保護されてきた歴史や「お林」でよく見られる植物や森林の特徴などもご紹介しました。 博物館に到着してお昼をとってから、真鶴港で採集したプランクトンを顕微鏡で観察しました。当日は、主に植物プランクトンの珪藻(けいそう)のなかまや、動物プランクトンのカイアシ類のなかまを観察することができました。 最後 の まとめのレクチャーでは海の生物たちのつながりについてお話しました。植物プランクトンは海の

海の授業 ~地域の海の自然を知る授業~ 藤沢市立辻堂小学校6年生のみなさん

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Discover Blueでは、「海の授業 ~地域の海の自然を知る授業~」として、神奈川県内の小学校等を対象に出前授業を行っています。 2月5日、6日、12日は、藤沢市立辻堂小学校の6年生5クラスに、出前授業をさせて頂きました。辻堂小学校は、歩いて10分くらいの距離にサーフィンなどのマリンスポーツが盛んな辻堂海岸があるので、海は子どもたちにとって身近な存在です。 出前授業の前半は、相模湾の多様な生物について、実際の標本を使って紹介しました。カジキマグロの上あごやアオザメの歯、ウニの殻や海綿など生物の名前は聞いたことがあるけれど、実物の標本を見るのは初めてだという子が多く、ひとつひとつ解説するたびに歓声があがりました。自分の手で触って感触を確かめたり、匂いをかいだり、細かいところまで観察して上手にスケッチをしてくれた子もいました。 後半では、スライド写真を使って、辻堂付近の海岸や相模湾の海の中の様子やそこに暮らす生物たちについて紹介しました。江ノ島などの磯では、ウミウシやヒトデ・ナマコ、カニなどたくさんの生物を観察できること、湾の中央には深海が広がりメガマウスなどの深海がいること、黒潮にのって南の生物もやってきていることなどをお話ししました。 また、その海の生態系を支えるプランクトンを観察してもらい、たくさんのプランクトンや栄養が水中を漂っているため、動かずにえさを取ることができる動物や根を張らずにからだの表面から栄養を吸収できる海藻など、陸上の生物とはちがった生活のしかたが見られることをレクチャーし、水中に生息する生物の特徴をみんなで考えました。 6年生のみなさんからは、なかなか鋭い質問が出て、普段から海に興味を持っていることや、今回の授業を一生懸命聞いてさらに関心を持ってもってくれたということが伝わってきました。 ※「海の授業 ~地域の海の自然を知る授業~」は、「中央ろうきん助成プログラム」の支援を受けて実施しています

海のミュージアム「見よう、聞こう。まなづるの海の魅力」(2/1〜2/2)

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2月1日(土)、2日(日)は、「海のミュージアム ~見よう、聞こう。まなづるの海の魅力~」として、真鶴の海の生物紹介展示と、海でご活躍される素敵なゲストをお招きしてのトークイベントを真鶴町立遠藤貝類博物館にて開催しました。 海の生物紹介展示では、「聞こう!まなづるの海の魅力」と題して、博物館入り口前のスペースに真鶴の磯で見られる生物を展示し、ご来場されたみなさまに実際に観察してもらいながら、生物の特徴や生態についてスタッフからご紹介させていただきました。 真鶴半島付近の海水温は今の時期がもっとも低くなりますが、磯では海藻が生え始め、春がそこまできています。今回の展示では、カニやエビ、ヒトデ、ウニ、ナマコと、この時期に多く見られるアメフラシの仲間など、真鶴の磯でよく見られる生物をたくさんご紹介することができました。その中でも、特にご来場のみなさんに人気だったのは2匹のヒメセミエビ(←2/7ご指摘により訂正しました。)のこどもで、背中を丸めて勢いよく後ろに跳ねながら移動したり、海藻のはえた石の上でじっと並んでいる愛らしい姿を見て楽しんでいただけたようでした。さらに、真鶴漁港で採取したプランクトンも顕微鏡で観察し、海の生態系の基礎となる小さな生物についてもご紹介させていただきました。 午後からは、「聞こう!まなづるの海の魅力」としてトークイベントを開催し、2日間に渡り、それぞれゲストをお招きし、ご講演頂きました。 2月1日(土)は、相模湾の海岸でビーチコーミングを長年にわたり続けていらっしゃる、葉山しおさい博物館元館長の池田 等さんに、その活動を通して見た、相模湾や真鶴の海についてのお話をお聞きしました。 打ち上がった漂着物を大事な海からの恵みとして観察することで、付近の海の環境やその年の黒潮のコースなど、海の自然の変化に気づくことができるのだそうです。池田さんの集められた漂着物は一つ一つに物語があるとともに、自然観察の貴重なデータでもあり、改めてビーチコーミングの面白さを教えていただくことができました。 後半のトークセッションでは、真鶴半島の海で長年、観察・活動をしているディスカバーブルーの渡部と学芸員の山本さんも加わり、磯での生物観察も楽しめ、海辺を散歩しながら手軽に海の自然に親しめるビーチコーミングも楽しむこ