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夜のプランクトン観察会〜小田原・早川小学校スクールコミュニティ〜

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9月29日(土)の夜、小田原市の早川で、早川小学校スクールコミュニティが主催する夜のプランクトン観察会をお手伝いさせていただきました。 早川には、神奈川県の西部で最も大きい小田原漁港(早川港)があり、漁業の盛んな地域です。今回は地域の有志の方々が運営している早川小学校スクールコミュニティが主催し、早川小学校の児童とその保護者が対象のイベントです。顕微鏡などの機材は、早川小学校と早川中学校からお借りし、会場は早川の公民館ということで、文字通り地域をあげてのイベントでした。指導の依頼をDisocover Blueの顧問がうけ、Discover Blueとしてお手伝いさせていただくことになりました。 参加者は児童20人とその保護者等大人33名。最初に小田原漁港で集合し、プランクトンネットを使って、皆さんにプランクトンを採取していただきました。 その後、近くの公民館に移動し、プランクトンや海の生態系や環境についてのレクチャーを行った後、プランクトンを使って実際に観察していただきました。 ふだん漁業の盛んな海のそばで暮らしていても、プランクトンを観察するのははじめてのお子さんがほとんどでした。いろんな形のたくさんのプランクトンを見て、皆さん大興奮でした。 このプランクトンが魚のエサになり、そして、小田原で特産品として有名なかまぼこなどの加工品となります。そんなことを実感していただける時間となりました。

「海のミュージアム」磯の生物調査

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Discover Blueでは、神奈川県新しい公共の場づくりのためのモデル事業に真鶴町と採択され、町立遠藤貝類博物館と皆さんに海の生物や生態系を知っていただくイベント「海のミュージアム」を開催しています。 9月15日(土)は、磯の生物調査を行いました(16日は雨天のため中止)。磯の生物観察会では、みなさんで見つけた生物を磯で観察し、その場でスタッフから解説させてもらっていますが、今回は、皆さんに採取した生物の名前を調べていただき、三ツ石海岸にどのくらいの種類の生物が生息しているか調査しました。 午前中は、参加頂いた家族ごとに生物を採集していただきました。 転石の裏を探したり、潮だまりの中を網ですくったりして、色々な種類の生物が見つかりました。 午後は、博物館でみつけた生物の名前を調べていただきました。 ナマコやカニでも、三ツ石海岸にはいくつもの種類がいます。これらの種を同定(種類を特定)するには、その生物を細かく観察して、形や模様などの特徴を一つずつ図鑑と見比べなければなりません。ですから、参加されたみなさんには、生物の名前だけではなく、特徴も覚えていただけました。最後はスタッフがお手伝いをして、見つけた種の全てを同定することができました。わずかな時間でしたが、今回は 42 種の生物を観察することができました。 このような調査を継続的に行っていくことで、三ツ石海岸と他の場所との比較、環境による生息生物数の違いや季節変化、さらに長期的な生物種数の変化などを知ることができます。 今回の磯の生物調査をもって、今シーズンの磯の潮間帯での生物を観察するイベントは終了となります。秋から冬にかけては日中にあまり潮が引かなくなってしまうためです。次の磯の生物観察会は 3 月に計画しています。秋から冬にかけては、プランクトン観察会( 10 月)とビーチコーミング( 11 、 12 月)や真鶴半島散策( 1 、 2 月)といった夏にはなかったイベントを開催して行く予定です。どのイベントも、真鶴の海や自然の魅力を知って頂ける内容となります。詳細が決まり次第 Discover Blue ホームページにアップしますので、是非ご参加ください。

「海の授業」〜地域の海の自然を知る授業〜茅ヶ崎市立室田小学校

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学校の授業では、海の自然や生物についてほとんど扱われません。教師の方が取り上げたくとも、海の生物や生態系についての専門的な知識を得ることなかなかできません。そこで、Disocver Blueでは小学校への出前授業として地域の海の自然を知る機会を提供する「海の授業」を行っています。 9月10日(月)に茅ヶ崎市立室田小学校4年生(3クラス)に「海の授業」を実施ました。室田小学校4年生では、近日「八景島シーパラダイス」に遠足で行く予定があり、その事前授業の意味も含めて、神奈川の海の生物や生態系について紹介しました。 スライドを使って、神奈川の海の環境と多様な生物を写真などを使って紹介しました。きれいで見なれない生物がたくさん生息していること、暖かい海に住むチョウチョウウオの仲間やジンベイザメもやってくること、そして、海の生物についてはまだまだわからないことがたくさんあることなどを説明しました。 スライドを使って海の生物や生態系について紹介  そして、海の生態系を支える小さなプランクトンたちについて、生きているプランクトンを持ち込んで紹介しました。プランクトンがいないと水族館で見れるような大きな魚やイルカなども海で生活できないことなど説明しました。 プランクトンを捕まえるプランクトンネット 生きているプランクトンを投影して解説 最後は、海の環境を守ることについての話をさせていただきました。海から離れていても、身の回りにゴミを捨てたり、放置したりすると、雨で流されて、いずれすべて海に流れていってしまうことなどを説明しました。 ひとりでも多くのこどもたちが、自分たちの暮らす地域の海の自然について理解し、思いやる気持ちを持ってくれることを願っています。 Discover Blueでは個人や企業様からのサポートを得て、今後、このような活動を積極的に実施していこうと考えています。今年度はまず神奈川県内および近隣都県の数校を目処に実施し、来年度以降順次拡大してまいります。授業の内容については、各学校のねらいに合わせて対応させていただきます。 ご興味のある学校の先生方、ご支援いただける方はお気軽にご相談ください。

ダイバー向けプランクトン観察会

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Discover Blueでは、神奈川県新しい公共の場づくりのためのモデル事業に真鶴町と採択され、「Life with the Ocean まなづる 〜海を学び、海に親しむ場づくり〜」を実施しています。今回は、真鶴町の岩漁業協同組合(岩ダイビングセンター)とのコラボレーションで、「ダイバー向けプランクトン観察会」を9月8日(土)に開催しました。 真鶴の海でダイビングされたあとのお客様に、真鶴の海の環境と生態系、そしてそれを支えるプランクトンについてレクチャーさせていただいた後、実際にプランクトンを捕まえていただき、顕微鏡で観察していただきました。 当日は、カイアシ類が大発生。あまりの量と動きの早さに皆さん戸惑い気味でしたが、他にも珪藻や二枚貝などの様々な動物の幼生などを観察していただくことができました。 普段からスキューバダイビングで海や海の生物に親しんでいただいる方でも、海の生態系を支えるプランクトンをご覧になるチャンスはほとんどないと思います。一度プランクトンをご覧いただけると、きっともっとダイビングも楽しくなるはずです。生命に満ちた海をより感じることができますし、実は、結構プランクトンってダイビングしながら見えるんです。 ダイバー向けプランクトン観察会は、10月14日(日)、11月11日(日)にも開催予定です。詳細、ご予約等は岩ダイビングセンターへ。 http://iwadive.divingnavi.info

夏のイベント無事終了!

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おかげさまで、無事に夏のイベントが終了しました。 幸運なことに荒天のため中止になってしまったのは1回だけで、ほぼすべての計画を実施することができました。 夏の期間中(7/16〜9/2)、真鶴町立遠藤貝類博物館と協働で実施しているプロジェクト「Life with the Ocean まなづる 〜海を学び、親しむ場づくり〜」(神奈川県新しい公共の場づくりのためのモデル事業)において、一般向け「海のミュージアム」、真鶴町内児童向け「真鶴自然こどもクラブ」、そして学校等の団体向け観察指導「海の学校」の3種類のイベントで、合計36回、936人の方の「人」と「海」とのかけ橋となることができました。 さらにDiscover Blueの独自事業として、小学生から高校生を対象とした事業4回実施し、約70名の方にも海の生物・生態系の紹介をおこないました。 昨年10月から真鶴町と実施しているプロジェクト「Life with the Ocean まなづる 〜海を学び、親しむ場づくり〜」を通して、これまでに2,437名の方にご参加いただきました。 秋から冬、そして春にかけても「海のミュージアム」や「真鶴自然こどもクラブ」を計画しております。ぜひ、ご参加ください。

「海のミュージアム」磯の生物観察講習会

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Discover Blueでは、神奈川県新しい公共の場づくりのためのモデル事業に真鶴町と採択され、町立遠藤貝類博物館と皆さんに海の生物や生態系を知っていただくイベント「海のミュージアム」を開催しています。 9月2日(日)に「海のミュージアム」お父さん指導者向け 磯の生物観察講習会を実施しました。 磯の生物との正しいふれあい方を指導し、環境に負荷をなるべくかけず、さらに楽しい磯遊びができるように、お父さんや子ども会等で指導にあたる方、教員の方等を対象とし、講習会を実施しました。 真鶴の海の環境と生物・生態系、磯の生物観察の意義、指導のポイントや危険予知・回避などについてのレクチャーと実際に磯で生物の観察を行いました。 今回は、転石が広がる場所で1m×1mのコドラート調査(たてよこ1mの範囲にどれだけの生物がいるか調べる)を行い、50種以上の生物が確認されました。 このような調査は、転石や岩、潮だまりなど異なる場所での比較、季節によっての比較、異なる地域での比較などが簡単に行え、小中学生の自由研究などでも簡単に行うことができます。 また、この調査のあと、観察を続けていると面白いものを発見できました。脱皮したてのオオギガニです。下記の写真の左側が脱皮殻、右が脱皮後の姿です。脱皮したてのカニはすごく柔らかくなっています。まさに、「一皮むけて、一回り大きくなる」 大人向けの磯の生物観察は、来年3月にも予定しています。詳細は後日掲載させていただきます。 9月15日(土)、16日(日)は三ツ石海岸で磯の生物調査(対象:小学校3年生〜おとな)を行います。4月に行った2日間の調査では両日ともに80種以上、合計110種以上が確認されました。ぜひご参加ください。 参加方法については下記をご覧下さい。 http://discoverblue.org/lomanazurueventresearch.html

「海のミュージアム」磯の生物観察会

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Discover Blueでは、神奈川県新しい公共の場づくりのためのモデル事業に真鶴町と採択され、町立遠藤貝類博物館と皆さんに海の生物や生態系を知っていただくイベント「海のミュージアム」を開催しています。 9月1日(土)に「海のミュージアム」磯の生物観察会を実施しました。 今回が今シーズンの磯の生物観察会の最後となりました。9月後半以降は、昼間にあまり潮が引かなくなり、観察会ができなくなってしまいます。 今回は2歳、4歳、5歳と幼児の参加が多く、のんびりとそれぞれのペースで生物を探して楽しんでいただきました。 大きなナマコにはさすがにちょっとおっかなびっくりでしたが、カニやクモヒトデなどはとても気に入っていただけました。 ぜひ来年も遊びに来てください。 次回の磯の生物観察会は来年3月を予定しています。 9月15日(土)、16日(日)は三ツ石海岸で磯の生物調査(対象:小学校3年生〜おとな)を行います。4月に行った2日間の調査では両日ともに80種以上、合計110種以上が確認されました。 参加方法については下記をご覧下さい。 http://discoverblue.org/lomanazurueventresearch.html