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海のミュージアム「磯の生物観察会・海の自然実感教室」 2021年7月25日(日)

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2021年7月25日(日)は、海のミュージアム「磯の生物観察会・海の自然実感教室」を開催しました。 夏休み4連休最終日の本日も、夏の青い空、青い海に恵まれました。 真鶴町も最高気温31℃を超える暑さの中でしたが、生物をさがして潮だまりに足だけでも入れば、気持ちよく楽しめます。 本日もナマコがたくさん見つかりました。 三ツ石海岸では比較的大型で真っ黒なニセクロナマコが多く見つかります。 はじめての生物は見るだけでもドキドキ。 ちょっと勇気を出して触ってみるのも楽しい体験です。 生物さがしは1時間ほど行い、見つけた生物をもって集合し、観察と解説を行いました。 カニや貝、ナマコのほかに、今回は小さな魚がたくさん観察できました。 体の半分は黄色でシマシマのお顔がかわいいナベカ、体はシマシマしっぽと背びれがちょこっと黄色のイソスズメダイはどちらも幼魚です。夏に見られる幼魚で、磯の潮だまりにも夏がやってきているようです。 午後は、遠藤貝類博物館のテラスで「海の自然実感教室」を行いました。 サメの歯などの生物標本を使ったレクチャーでは、午前の磯の生物ではみることのできない海の生物たちとその生活をご紹介しました。 顕微鏡を使ったプランクトン観察では、一人一台ずつ顕微鏡をお使いいただき、真鶴の海のプランクトンを思う存分観察しました。プランクトンについての説明や、海の生態系においての大切な役割を果たしていることなどもお話ししました。 プランクトン観察でも、こちらも夏に多くなる動物プランクトン ウミタルが確認できました。   夏休みの宿題用にと、一生懸命メモをとっている小学生や中学生も多かったです。楽しみながら宿題もばっちり終わらせられればいいことづくしですね! 暑い中ですが、本日も楽しい真鶴の海でした。ご参加ありがとうございました。 ※今回のイベントは、特定非営利活動法人ディスカバーブルーと真鶴町立遠藤貝類博物館 が共催で実施しました。

夜のプランクトン観察会 湯河原町教育委員会(2021年7月20日)

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湯河原町で夜のプランクトン観察会を行いました。 この観察会は、毎年湯河原町教育委員会が主催し、町内の小学生が参加してくれています。 観察会では、はじめにプランクトンとはどんな生物なのかをお話しし、 その後、福浦港で採集したプランクトンを会場に持ち帰り、顕微鏡で観察しました。 クラゲやカニや貝の幼生、仔魚などの動物プランクトンが元気に動く姿に驚くようで、会場のあっちでもこっちでも楽しそうな歓声が上がっていました。 夏の夜のプランクトン観察の醍醐味のひとつは、なんといってもヤコウチュウです。ヤコウチュウは刺激を受けると青白く発光する習性があるので、夜の観察会では、その様子を見ることができます。今年はヤコウチュウが少ないようでしたが、電気を消した室内で観察して見ると、ちらちらと発光する様子を見ることができました。夏の海の夜の風物詩ともいえるヤコウチュウの光を、楽しんでいただけよかったです。 観察会の最後は、海の生態系におけるプランクトンの大切さについてお話ししました。 湯河原にも漁港がありますが、そこでたくさんのお魚が水揚げされるのは、湯河原の海にプランクトンがたくさんいるおかげです。 新型コロナウィルス感染症の影響により、昨年は開催できなかった観察会、今年は人数を減らすなど対策して実施することができました。 ご参加のみなさん、湯河原町教育委員会のみなさん、ありがとうございました。