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海の授業 ~地域の海の自然を知る授業~ 小田原市立国府津小2年生のみなさん

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Discover Blueでは、「海の授業 ~地域の海の自然を知る授業~」として、神奈川県内の小学校等を対象に出前授業を行っています。 5月21日は、小田原市立国府津小学校2年生に出前授業をさせていただきました。翌週、真鶴町の「海の学校」での磯の生物観察を行うので、その事前も兼ねて訪問させていただきました。 海の生物や海の中の様子を知る機会は、水族館での展示を見ることができるくらいで、大人でもなかなかありません。磯の生物観察は、海の生物に親しむ最もよい方法の一つですが、その海の生物はどんなものなのかを2年生のみなさんにはイメージしてもらって当日を楽しみにしてもらいたいと思いました。 よく知っているカニもたくさんの種類がいることや、代表理事の水井の専門でもあるウミシダのカラフルな色合い、まるで南の海のようないろとりどりの魚の写真など、見てもらったものはすべて真鶴の海で撮影したものですが、子どもたちは初めて見る海の生物や海中の様子に、驚いたり喜んだり、歓声を上げていました。 スライドの写真はウミシダ。カラフルで子どもたちもびっくり。 天候に恵まれた磯の生物観察当日には、3クラスと大人数であったこと、事前指導で予備知識があったことが影響して、普段よりたくさんの生物を観察することができました。高学年になると初めて見る「ブヨブヨ」や「ヌルヌル」の生物にちょっと戸惑ってしまうことが多いのですが、2年生はアメフラシやナマコなどの生物の感触を確かめて、大騒ぎでした。(その後、お疲れのアメフラシとナマコたちは無事に海に帰っていただきました。) アメフラシやクモヒトデに夢中 もちろん海にはおもしろい生物だけではなく、危険もありますので「海の授業」や「海の学校」では、それについても解説させて頂いています。海の楽しさも危険もどちらも正しく学んでもらうことが大切で、それにより海や海の自然に親しみ、身近に思うようになってもらえればと思います。 ※Discover Blueでは、「2013年 中央ろうきん助成プログラム」の支援を受けて「海の授業 ~地域の海の自然を知る授業~」として、神奈川県内の小学校等を対象に出前授業を行っています。また、真鶴町三ツ石海岸等で「海の学校事業」(真鶴町からの受託事業)として、小学校などに

「海の授業 ~地域の海の自然を知る授業~ 茅ヶ崎市立室田小学校4年生のみなさん」(2014年5月8日、5月19日)

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5月8日と5月19日に、真鶴半島三ツ石海岸で「海の学校」として、磯の生物観察をする茅ヶ崎市立室田小学校4年生のみなさんに、事前、事後の授業として出前授業をさせて頂きました。 事前授業では、相模湾の海の環境やそこに暮らす生物についてのお話をしました。茅ヶ崎や真鶴が面する身近な相模湾の海はどんな環境なのか、海の中の地形や潮の流れなどを説明し、そこにはどんな生物がいるのかをスライド写真を使って紹介しました。写真で海の生物のおもしろさを知って磯観察のイメージをしてもらうことで、三ツ石海岸での磯の生物観察をより楽しみに来てもらいたいと思いました。 海の学校当日、事前授業でお話したことを大変よく覚えてくれていて、カニでもいろんな種類のカニを探そうとしていたり、授業で紹介した中で気になった生物を探そうとがんばったり、みんな一生懸命でした。また、事前授業で一度会っているということもあり、生物を見つけたときに遠慮せずにすぐにスタッフに声をかけて教えてくれたり、その場その場でいろいろな質問をしてくれました。 生物さがしをした後は、みんなが見つけたものを集まって観察しました。4年生3クラスのみんなが一生懸命探したので、たくさんの生物を見つかり、カニ、ナマコ、ヒトデや貝の仲間など、よく見られる生物はほとんど観察できました。見つけたい生物を心に決めてきた子も、達成できたのではないでしょうか。 三ツ石海岸の磯で見つけた生物だけでもたくさんの種類がいましたが、海は広く、磯や砂浜、浅瀬から深海まで多様な環境が広がっていて、他にもたくさんの生物が暮らしています。5月19日は事後授業として、磯では見られない生物を標本を使って説明したり、海の生態系を支えるプランクトンを投影して見てもらいました。教室とフィールドで海の多様な生物やそれらろ出会う楽しさを提供させていただけたと思います。室田小学校のみなさんが、この体験を通して感じたことや学んだことは、きっとさまざまだとは思いますが、海へ遊びに行ったときや、おいしいお魚を食べたときなどに、ちょっと思い出してもらえればうれしいです。 Discover Blueでは、「2013年 中央ろうきん助成プログラム」の支援を受けて「海の授業 ~地域の海の自然を知る授業

海の授業 ~地域の海の自然を知る授業~ 湯河原町立湯河原小学校4年生のみなさん

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Discover Blueでは、「海の授業 ~地域の海の自然を知る授業~」として、神奈川県内の小学校等を対象に出前授業を行っています。 5月9日は、湯河原町立湯河原小学校4年生のみなさんに出前授業をさせていただきました。湯河原小4年生のみなさんは、翌週に真鶴町三ツ石海岸に遠足に来て、「海の学校」で磯の生物観察をしてもらうので、その事前指導として、相模湾の生物や海の環境などについて紹介しました。 湯河原町には、吉浜という砂浜海岸があり、夏の海水浴やサーフィンを楽しむ人々でにぎわいます。近くに親しまれている海があるからかもしれませんが、海の生物に詳しい子もいて、こちらから海の生物や環境についてみんなに問いかけると、たくさんの手が挙がり、正解を答えてくれる子も多かったので驚きました。 また、質問も多く、その内容も専門的なものもあったので、スタッフも 感心してしまうほどでした。 海の学校の当日は、とてもよいお天気となりました。みんなは出前授業でお話した生物の探し方をちゃんと覚えてくれていて、上手に生物をつかまえていました。授業で紹介した生物以外にも、アメフラシ、ナマコ、貝類などもたくさんの種類の生物を探すことができ、みんなもとてもうれしそうでした。 見つけた生物についての解説をスタッフからさせて頂いて海の学校は終了したのですが、お昼ごはんの時間になってからも、生物をじっと観察したり、触ったりしてなかなか離れようとしない子もたくさんいました。観察後の生物は海に返していますが、自分で見つけた生物となるとさらに別れがたい気持ちになるのかもしれません。また、真鶴の海、もしくは湯河原の海にも出かけて観察してみてほしいと思います。違った生物にも出会えたり、新しい発見があるかもしれません。 ※Discover Blueでは、「2013年 中央ろうきん助成プログラム」の支援を受けて「海の授業 ~地域の海の自然を知る授業~」として、神奈川県内の小学校等を対象に出前授業を行っています。また、真鶴町三ツ石海岸等で「海の学校事業」(真鶴町からの受託事業)として、小学校などに磯の生物観察指導を行っています。

「海のミュージアム 磯の生物観察会/海の自然実感教室」(2014年5月3日)

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「海のミュージアム 磯の生物観察会/海の自然実感教室」(2014年5月3日) 5月3日(土)は、「真鶴町 三ツ石海岸 海に親しむイベント 海のミュージアム」を開催しました。 午前中は「磯の生物観察会」を開催し、三ツ石海岸の磯で、参加者のみなさんに海の生物を探して頂き、スタッフから解説をさせて頂きながら観察を行いました。 当日は、ゴールデンウィーク中ということもあり、お天気にも恵まれたため、たくさんの方にご参加頂くことができました。 生物はみなさんで自由に探して頂きましたが、始まってすぐに「カニいたー!」「つかまえたー!」とのうれしそうな声が聞こえてきました。みなさんそれぞれに、「生物がいそうだな」と思う場所で、石の下を見たり、潮だまりの中をじーっとのぞいたりされてすっかり夢中です。 スタッフからは、見つけ方のポイントや生物の特徴などをお話させて頂きました。見慣れない生物に出会って驚いたり、専門的な(少々マニアックな)解説にお父さんお母さんも、熱心に耳を傾けていらっしゃいました。 1時間ほどの間に、たくさんの種類が見つかりました。この時期に多いアメフラシのなかまはもちろん、今回はイトマキヒトデやヤツデヒトデといった棘皮動物のなかまも、さまざまな種類を見つけることができました。 それぞれの生物を解説した後は、実際にやさしく触れてもらって観察してもらいました。生物をさがしているときは、子どもたちにはカニのなかまが人気ですが、このときになると、見た目が不思議なナマコやアメフラシの前からなかなか離れません。スタッフの解説を聞いて、親しみを持ってくれるのかもしれませんね。 午後は「海の自然実感教室」を開催し、午前の磯の生物観察会で見たのとは、また違った海の生物を紹介や海の環境についてお話させていただきました。 まず、最初は、真鶴半島周辺の海の生物の標本をお見せしながら解説し、みなさんにも実物を触って観察していただきました。 その後、スライドを使った真鶴半島周辺や相模湾の海の中の環境や多様な生物についてご紹介と、 その多様な生態系を支えるプランクトンを顕微鏡で観察していただきました 。陸から見ると、どこまでも同じように見える海ですが、水面の下にはいろんな環境があって

「海のミュージアム 磯の生物観察会/海の自然実感教室」(2014年4月29日)

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4 月 29 日(火)は、「真鶴町 三ツ石海岸 海に親しむイベント 海のミュージアム」を開催しました。 午前中のプログラムは「磯の生物観察会」で、三ツ石海岸の磯でみなさんに生物をさがしていただきました。 冬の間、潮が引くのは夜中になるので、磯の生物観察イベントはお休みしていましたが、 3 月くらいからだんだん日中に潮が引くようになってきます。春を迎え、暖かくなり、生物が増えて磯がにぎやかになってきたこの時期は、磯の生物観察にぴったりのシーズンです。 この時期多く見られるのは、アメフラシの仲間です。今回のイベントでも、アメフラシ、アマクサアメフラシ、ミドリアメフラシなどが見つかり、数や種類の多さ、見慣れないかたちと触りごごちに、みなさん驚いていらっしゃいました。また、アメフラシの産卵の時期でもあり、「海そうめん」と呼ばれる卵のかたまりも観察することができました。 その他にも、巻貝や二枚貝など貝類のなかま、カニやエビなどのなかまやヒトデ、ナマコなどたくさんの種類が見つかり、ご参加頂いたみなさんに大変喜んで頂けました。 午後は、「海の自然実感教室」を開催し、磯の生物観察会では見られなかった真鶴半島周辺の海や相模湾で暮らす生物をご紹介しました。 標本は、海岸で拾ったものや地元の漁師さんから頂いたものなどの実物です。中には、なかなか手に入らない貴重なものや、壊れやすいものもありますが、実物を触って観察することで、陸上とはちがった海の生物の魅力を感じて頂きました。 また、スライドを使ったレクチャーでは、真鶴半島周辺や相模湾全体の海洋環境についてお話し、黒潮に乗ってやってくる熱帯の生物や深海にすむ生物など、相模湾に暮らすさまざまな生物を写真でご紹介しました。 さらに、プログラムの後半では、真鶴港で採取したプランクトンを顕微鏡で観察して頂きました。プランクトンは目では見えないほど小さいのですが、海の生物の生態系を支える重要な役割を果たしています。当日は、「ヤコウチュウ」や「ケラチウム」などの渦鞭毛藻のなかまをはじめ、多くの種類を観察することができました。 広く大きな海には、陸上とはちがったかたちをしたさまざまな生物が暮らし、その生態系は、とても小さなプランクトンによって支えられて