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9月, 2013の投稿を表示しています

海のミュージアム 「海のプランクトンを観察しよう」(9/29)

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Discover Blueでは、文部科学省「公民館等を中心とした社会教育活性化支援プログラム」事業として、真鶴町立遠藤貝類博物館が主催する、一般公開イベント「海のミュージアム」を実施しています。 9月29日(日)は、海のミュージアム「海のプランクトンの生物を観察しよう」を開催しました。 横浜国立大学の臨海環境センターに集合後、プランクトンをつかまえるために岩漁港へ歩いて移動しました。実は、当日はプランクトンとは別にもう一つ、スタッフも楽しみにしていることがありました。この時期には、沖縄など南の海に生息する魚を真鶴の磯や港などで見ることができるので、参加者のみなさんにもぜひ、ご紹介したいと考えていました。8月末~11月初めくらいまでは海水温が高いので、黒潮にのってやってきた魚がそこで生きることができ、このような魚は「季節来遊魚」とよばれます。 港に着くと、岸壁から水中を観察しながら歩きました。すると、すぐに鮮やかなブルーのソラスズメダイが10匹くらい群れているのを発見しました。さらに、ナンヨウツバメウオの幼魚やヨウジウオなどもご紹介することができました。参加したお子様にも「水族館みたい!」と喜んで頂けました。 岸壁のそばで群れるソラスズメダイ 左上から延びているのはヤガラの仲間、左下はナンヨウツバメウオの幼魚、 右下はカコボラ その後、プランクトンネットを使ってプランクトンをみなさんでつかまえました。プランクトンは、各自お持ち頂いたペットボトルに入れて、臨海環境センターまで持ち帰りました。 当日は、ヤコウチュウと二枚貝の幼生(こども)が、たくさん観察できました。同じ場所、同じ方法でつかまえたプランクトンですが、観察会をするたびに、見つかる種類やその量が違います。季節によっても違いがありますが、その日その日で変わる場合もあり、海の環境の複雑さを学べて、何度観察しても楽しむことができます。 二枚貝の幼生が多く見られました。 次回の海のプランクトン観察は、 「豊かな海の自然とその恵み ~ひもの作り体験とプランクトン観察~」として、真鶴漁協にご協力頂き、ひもの作り体験とセットで行います(10/26(土)) 。真鶴の美味しいお魚とその餌となるプランクトンについて学び、海の恵みを体験できるイベ

海のミュージアム「磯の生物を観察しよう」(9/22)

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Discover Blueでは、文部科学省「公民館等を中心とした社会教育活性化支援プログラム」事業として、真鶴町立遠藤貝類博物館が主催する、一般公開イベント「海のミュージアム」を実施しています。 9月22日(日)は、海のミュージアム「磯の生物を観察しよう」を開催しました。もともとは9月8日に予定していたものが、雨天のため延期となり、残念ながらご参加頂けなくなった方もいらっしゃいましたが、当日は晴天に恵まれて開催することができました。 磯の生物の観察イベントは、大潮の干潮時に行います。潮が引いたときは様々な生物を見つけることができるので、生物観察を楽しんでもらうことができるからです。しかしこの潮の満ち引きは、季節によって時間帯が異なり、春から夏にかけては干潮時刻が日中にあたりますが、逆に秋から冬の間は干潮時刻が夜間になってしまうので、磯の生物観察を日中に行えるのは、3月~9月頃までとなってしまいます。そのため、海のミュージアムでの磯の生物観察イベントは、今回が今年最後の開催なりました。磯の生物観察ができなくなると、夏の終わりを感じてスタッフ一同、ちょっと寂しくなってしまいます(笑)。 イベントを安全に楽しんで頂けるよう、 スタッフから危険生物などについて説明しています。 今回は、ウニやヒトデ、ナマコなどの棘皮動物や、カニやエビなどの節足動物、貝などの軟体動物など、三ツ石海岸でよく見かける、みなさんにぜひ知って欲しい代表的な生物が勢揃いしました。 見つけた生物をみんなで観察。どんな生物がいるかな? 最近では、人気のテレビドラマの影響で、ウニを見つけるととてもうれしそうなお子様も多くなりました。また、ドラマとは違って、ウニが潮だまりのような浅いところでも見つかることにお母さんやお父さんは驚いていらっしゃいます。 実は、三ツ石海岸でよく見られる「ムラサキウニ」は、 ドラマで出てくる「キタムラサキウニ」よりは南方に生息する種類がちがうものなのです。そのため、生活の場所や方法にも違いがあります。ウニといっても、いろんな種類があり、三ツ石海岸では一度の観察会で数種類を見つけることができます。 テレビや水族館などで、海の生物に興味がわいたら、ぜひ「海のミュージアム」など各イベントに参加してホンモノの海の自然

海の授業 〜地域の海の自然を知る授業〜 早川スクールコミュニティのみなさん

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Discover Blueでは、「海の授業 ~地域の海の自然を知る授業~」として、神奈川県内の小学校等を対象に出前授業を行っています。 9月21日(土)は、早川スクールコミュニティのみなさんと「夜のプランクトン観察会」を行いました。 夏休みのころと比べると日が落ちる時間も早まり、みなさんと集合した7時にはすっかり暗くなっていましたが、わくわくした様子で早川公民館に集まってくれました。 最初に、相模湾の環境や生物の紹介、プランクトンについてのレクチャーなどをして早川港へ移動しました。 真っ暗な港ですが、お友達どうしでプランクトンをつかまえるところを照らしてあげたり、プランクトンをつかまえてペットボトルに入れるのを手伝ったりと、みんなで協力している様子が印象的でした。 公民館に戻って、ひとりずつ顕微鏡で観察してもらいました。海の代表的なプランクトンのカイアシ類はもちろん、貝やゴカイの幼生もたくさんいましたが、当日はエビのなかまやカニの幼生、クモヒトデと思われる棘皮動物の幼生など多様な動物プランクトンを観察することができました。 自分たちの家のすぐそばの港にも、こんなにもたくさんの小さな生物が生活していることを、自分でつかまえて自分で観察することで、実感してもらうことができたと思います。 普段はなかなか意識することがないかもしれませんが、早川港を通った時、お魚を食べる時などにちょっとだけ思い出してください。 この事業は、「中央ろうきん助成プログラム」の支援を受けて実施しました。