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「真鶴自然こどもクラブ 『まなづるミニ水族館をつくろう!』」(2017年9月24日(日))

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9月24日に、真鶴町内の子どもたちを対象に「真鶴自然こどもクラブ 『まなづるミニ水族館をつくろう!』」を開催しました。 三ツ石海岸で町内の子どもたちが生物を探して水槽に展示し、水族館をつくるプログラムは、生物をつかまえるしかけづくりからスタートしました。 カニや貝、ナマコなどは手に軍手をはめれば、子どもでもいろいろな種類をつかまえられますが、水族館には魚のなかまも展示できればより賑やかになります。魚は泳ぐのも早く、網を使っても難しいので、今回はペットボトルを利用したしかけをつくりました。 しかけができあがったところで、みんなで三ツ石海岸へ行きました。午前中は曇り空で、この季節にしては少し寒いお天気でしたが、さすが、真鶴の子どもたちは元気いっぱいに潮だまりに入って気持ち良さそうでした。 作ったしかけを仕掛ける場所を考えたり、自分たちでカニやナマコもさがしてつかまえたりしました。 午前中いっぱい、生物さがしてつかまえたあとは、みんなで海岸でお弁当を食べました。 午後からは、水族館づくりにとりかかりました。自分でつかまえた生物をそれぞれ水槽に入れます。水槽の中には砂のほかに、石や海藻なども、生物がかくれたりできるように、また見た目もきれいになるよう考えたりしてそれぞれ工夫してもらいました。 水槽にはラベルもつくりました。 水槽のタイトルを考えたり、展示している生物の紹介も作って完成です。 そしてやっと・・・「まなづるミニ水族館」がオープンしました! 参加してくれた子どもの保護者のみなさんや兄弟姉妹も見に来てくれて、みんなうれしそうでした。 低学年の子が多かったのですが、恥ずかしがりながらも、自分たちでつかまえた生物を紹介したり、質問にもきちんと答えたりとがんばっていました。 お客さんにも喜んでもらえたことも、子どもたちにとってはうれしいことだったようです。また、地域の自然を体験して、一緒に楽しむプログラムを企画していきたいと思います。 ※本イベントは、船の科学館「海の学びミュージアムサポート」の助成により、真鶴町内の児童・生徒を対象に真鶴町からディスカバーブルーが受託を受けて実施しました。

海のミュージアム「磯の生物観察会」「海の自然実感教室」 2017年9月3日(日)

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台風15号の影響が心配されましたが、2017年9月3日(日)は、海のミュージアム「磯の生物観察会」と「海の自然実感教室」を開催しました。 台風が近づいたり通過した直後は、雨が降っていなくても風が強かったり波が高かったり、低気圧の影響で高潮となり、干潮時刻でもあまり潮が引かずに磯観察をするには少し条件がよくないことが多くなります。 当日もやや高波・高潮でしたが、波打ち際には近寄らないよう活動範囲を制限し、無事開催することができました。 生物が隠れていそうな大きな石の下をさがしてみています。そんな時はお父さんの出番!力もち、すごい! 今回も多くのみなさまにご参加いただき、楽しく台風の影響も吹き飛ばしてしまったようでした。事前説明をした後、1時間ちょっとの採集時間で、合わせて59種類もの生物を観察することができました。 毎回、ご参加のみなさんからリクエストの多いウミウシも、今回は薄黄色のイソウミウシのなかまや、三ツ石海岸では夏の終わりに見つけることの多いコノハミドリガイなどが出て、みなさんを喜ばせてくれました。 たくさんみつけたね! 見つけた生き物をスタッフから紹介。自分でつかまえたりさわったりするとより興味がわきます。 イソウミウシのなかま。体長は1.5cmほど。 コノハミドリガイ。夏の終わりによく見かけます。 午後は、真鶴町立遠藤貝類博物館のテラスにて、「海の自然実感教室」を行いました。 真鶴の海の生物の実物標本を使い、実際に触っていただきながらのレクチャーや、真鶴の海の中や生物を写した写真や動画を見ながらお話をさせていただきました。 プランクトンネットの説明のようす。 顕微鏡でプランクトンを観察している様子。 後半は、真鶴港で採集しておいたプランクトンを顕微鏡で観察していただきました。 小学生はもちろん興味を持って観察してくれていましたが、ちいさなお子様もずっとにこにこ嬉しそうに見てくれていました。また、お父さんやお母さんにも楽しんでいただけたようでスタッフもうれしかったです。 台風通過後は、海の中も台風の波や風でかき混ぜられるので、同じ場所でも観察できる生物が一時的に変化することがあります。プランクトンなどもそうなることがあるので、今回も期待して