「海のミュージアム」磯の生物調査

Discover Blueでは、神奈川県新しい公共の場づくりのためのモデル事業に真鶴町と採択され、町立遠藤貝類博物館と皆さんに海の生物や生態系を知っていただくイベント「海のミュージアム」を開催しています。


9月15日(土)は、磯の生物調査を行いました(16日は雨天のため中止)。磯の生物観察会では、みなさんで見つけた生物を磯で観察し、その場でスタッフから解説させてもらっていますが、今回は、皆さんに採取した生物の名前を調べていただき、三ツ石海岸にどのくらいの種類の生物が生息しているか調査しました。

午前中は、参加頂いた家族ごとに生物を採集していただきました。
転石の裏を探したり、潮だまりの中を網ですくったりして、色々な種類の生物が見つかりました。
午後は、博物館でみつけた生物の名前を調べていただきました。
ナマコやカニでも、三ツ石海岸にはいくつもの種類がいます。これらの種を同定(種類を特定)するには、その生物を細かく観察して、形や模様などの特徴を一つずつ図鑑と見比べなければなりません。ですから、参加されたみなさんには、生物の名前だけではなく、特徴も覚えていただけました。最後はスタッフがお手伝いをして、見つけた種の全てを同定することができました。わずかな時間でしたが、今回は42種の生物を観察することができました。


このような調査を継続的に行っていくことで、三ツ石海岸と他の場所との比較、環境による生息生物数の違いや季節変化、さらに長期的な生物種数の変化などを知ることができます。

今回の磯の生物調査をもって、今シーズンの磯の潮間帯での生物を観察するイベントは終了となります。秋から冬にかけては日中にあまり潮が引かなくなってしまうためです。次の磯の生物観察会は3月に計画しています。秋から冬にかけては、プランクトン観察会(10月)とビーチコーミング(1112月)や真鶴半島散策(12月)といった夏にはなかったイベントを開催して行く予定です。どのイベントも、真鶴の海や自然の魅力を知って頂ける内容となります。詳細が決まり次第Discover Blueホームページにアップしますので、是非ご参加ください。

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