海の生物観察会 ~磯の生物とプランクトン~

Discover Blueでは、より多くの方々に海や海の自然、生態系について知って頂くためのイベントを神奈川県内の海辺の地域で開催しています。 6月8日(土)は、「世界海洋デー(World Ocean’s day)」でした。この日は「私たちの海、私たちの責任」をテーマとして、2009年より国連が提案しているものです。 ディスカバーブルーでは、「海の生物観察会 ~磯の生物とプランクトン~」を真鶴町三ツ石海岸で開催し、海の生物を参加者のみなさんと一緒に探して観察し、海の自然やそこに暮らす生物を紹介させて頂きました。 関東地方の梅雨入りが発表された後でしたが、当日は梅雨を通り越してまるで夏のような青空に恵まれました。 集合場所の遠藤貝類博物館を出発し、歩いて三ツ石海岸に移動しました。最初にスタッフから注意事項を説明させて頂きましたが、その間も参加者のお子様たちは待ちきれない様子で、カニなどを探していました。イベントを楽しみに待っていてくれた ようでした。 ちいさなお子様がいらっしゃるご家族は、比較的岩が平らで歩きやすく潮だまりが多い場所へご案内しました。潮だまりは干潮に潮が引いてしまっても、そこだけ水が残っており、水中を泳ぐ魚やエビなどをみつけることができます。 「磯遊びが大好き!」という小学生のお子様がいらっしゃるご家族は岩がごろごろしている転石帯へご案内しました。こちらは足場が不安定で歩きにくいものの、岩の下や影など生物が隠れやすい場所がたくさんあるので、めずらしい生物にも出会うことができます。 潮だまりで生物を探します。 魚類やカニの仲間などはすばやいので、網を使ってもなかなか、 つかまえられません。親子ではさみうちするなど工夫されているご家族もいました。協力して つか まえると、うれしさが倍増しますね。 岩をひっくり返してみると、そこに隠れている生物や、 岩の表面にじっとくっついていて動かない生物もいます。それらをスタッフが説明すると、生物とは思えないようなすがたかたちに、みなさんも驚き、喜んで頂けました。 今回のイベント内容は小学校中学年以上向けということで、お昼休憩のあとは、参加者のみなさんで生物の名前をしらべていただきました。この作業は、「同定」といって、生物学を分類する...