海のミュージアム「磯の生物観察会」 2018年5月4日(金・祝
2018年5月4日(金・祝)は三ツ石海岸で「磯の生物観察会」を開催しました。
前日が、強風・高波で中止になっていたのですが、今日は気持ちのよい青空が広がり、無事開催することができました。まだ、風が強かったのですが、観察ポイントがいくつかあり、状況によって変更できるのも三ツ石海岸で磯観察を楽しめる理由のひとつです。
今回は、連休ということもあり、多くのみなさまにご参加いただくことができました。
海での遊びは本当に楽しいものですが、自然の中での活動には注意しないと危険なこともあります。海のミュージアムでは、正しく知って楽しく遊んでいただけるように、活動の前にはしっかりと、生物の見つけ方や安全についての説明、生物や環境にやさしい活動の方法をレクチャーさせていただいています。
磯では、スタッフも一緒にみなさんと生物をさがしていきます。
石の下、岩の隙間、潮だまりの中・・・。
生物の種類によって好きな場所があるので、それぞれの場所でちがう生物が見つかります。はじめは、スタッフと一緒にさがしてもらっていますが、そのうちにみなさんコツをつかんで、次愚痴と見つかるようになりました。
みなさんの見つけた生物は、各自バケツなどの容器に集めてもらうのですが、あっという間にその中は生物で賑やかになりました。
見つけた生物は、海岸に持ってきてもらって、みなさんで集まって観察します。
じっくり見ると、カニでも種類によって動くスピードがちがうことがわかったり、触ってみると、ナマコも種類によって柔らかかったり硬かったりと、いろいろなことがわかります。
この時期のオススメはアメフラシです。産卵シーズンで磯にたくさんいますが、動きもとてもゆっくりなので、誰でも見つけることができます。おとなしいので、やさしくなでなですることもできて、ちいさなお子さまにも大人気でした。
その他には、ミスガイが出ていたのが注目です。磯では春に見られますが、チャンスそれほど多くはなく、少し珍しい種類です。縞模様の貝殻と、ピンク色の外套膜がなんともエレガントでした。
次回は5/20(日)開催予定です。
季節ごとで見られる種類も少しずつ変わっていきます。
アメフラシに会える期間もあと少しかもしれません!ぜひ遊びに来てください。
※今回のイベントは、真鶴町立遠藤貝類博物館と特定非営利活動法人ディスカバーブルーの主催で実施しました。