相模湾初観測、「白潮」調査に同行しました。(2020年5月15日)

5月大型連休明けごろから、相模湾で「白潮」が観測されました!
海の近くにお住まいのみなさんの中には、お気付きの方も多いようですが、最近の海の色が、明るく白っぽいエメラルドグリーンになっています。
(写真1枚目は5月15日の白潮の様子、2枚目は比較として2018年9月撮影のもの)



原因は、円石藻という小さな小さな植物プランクトンの増殖です。海洋表面のプランクトンの動態は、衛星写真を使って解析することができ、今回、円石藻が相模湾で大増殖していることもJAXAの「しきさい」の画像からわかりました。
円石藻は炭酸カルシウムでできた構造をもち、多く集まると衛星からも白く見えることから「白潮」と呼ばれています。
円石藻は、ふだんも相模湾に見られますが、数は少なく、白潮が発生するのは大変めずらしいことです。真鶴町にある横浜国立大学臨海環境センターの下出教授によると、相模湾では初観測かもしれないとのことでした。
下出先生が急遽調査に出るとのことで、お手伝い&同行させていただきました。
プランクトンを採取する下出教授(真鶴沖、横浜国大調査船たちばなにて)

円石藻は、5〜10μmと大変小さいので、電子顕微鏡で観察しなければならず、臨海センターの顕微鏡では、はっきりとは見ることはできませんでしたが、たしかに白い粒子の表面に凹凸がいくつもあり、それ自体がくるくると回転している様子が確認できました。電子顕微鏡で観察すると、円石藻の繊細で美しい構造が見られます。今後、詳しく解析されるとのこと、結果が楽しみです。



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