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いつまでもこの海と暮らしていくために。ディスカバーブルーは海や海の生物、生態系、環境を一人でも多くの人にお伝えしていくために、「人」と「海」とのかけ橋になろうとしています。

2013年8月14日水曜日

海のミュージアム「磯の生物を観察しよう」(8/11)


 Discover Blueでは、文部科学省「公民館等を中心とした社会教育活性化支援プログラム」事業として、真鶴町立遠藤貝類博物館が主催する、一般公開イベント「海のミュージアム」を実施しています。

8月11日(日)は、「海のミュージアム~磯の生物を観察しよう~」を開催しました。
数日前から夏空が続き、かんかん照りの太陽の下、大変な暑さの中での開催となりましたが、夏休みも始まり、多くのお子様連れのご家族にご参加頂くことができました。

博物館から海岸までは、200段以上の階段を下るので、観察場所に着く頃にはたくさんの汗をかきましたが、磯に着いて潮だまりに足を入れるとひんやり気持ちよく、少し涼しくなります。当日は本当に暑かったこともあり、おしりまで海に入って濡れてしまうお子様もいました。
夏空が広がりました。危険な生物について説明中。

みなさん、夢中で生物を探しています。



夏の暑さがつらいのは、私たち人間だけではありません。磯の生物にとっても、高温や乾燥は生きるためには厳しい環境であり、いくつかの生物にはそれを乗り越えるために工夫しているようすを観察することができます。
例えばアラレタマキビは岩にくっついて生活していますが、その岩が高温になると、接する面積をなるべく少なくすることで高温に耐えています。また、クロフジツボは空隙が多い断熱効果のある殻でからだを覆うことで、高温と乾燥から身を守っています。
その他の生物は、水を求めて少し深い方へ移動するか石の下にいます。石の下は、外敵から隠れることができるだけではなく、日陰で湿っているので、磯の生物にとっても生活しやすい場所となります。ですから、石をひっくり返すといろんな生物を観察することができますが、最後は、必ずもとに戻してあげることが大切です。

参加者のみなさんは汗だくになりながらも、生物を一生懸命さがして頂きました。ご家族でのご参加が多かったので、お父さんが大きな石を動かしたり、お母さんとお子様が協力してカニや魚をつかまえたりされていました。 はじめは、生物を触れなかったお子様も「いたー!」と声をあげ、終了の合図があってもなかなか戻って来ないほど夢中になっていました。スタートから1時間弱の間に、 貝類やウミウシ、カニやナマコも数種類ずつ見つかりました。


また、岩などにくっついてつかまえることのできない動物もご紹介させて頂きました。三ツ石海岸では群生(ある種類の生物が特定の場所に群がって生息していること)する様子が珍しく、神奈川県の天然記念物に指定されている「ウメボシイソギンチャク」や、 原始的な体のつくりをしていて筋肉も神経もないカイメンのなかまなどは、 移動はしないのですが他の生物などを食べて生活する「動物」です。海にはこのように移動しない「動物」がたくさんいます。そこが陸上の生物とくらべると変わっていて、海の生物が不思議でおもしろいものが多い理由のひとつでもあります。
海で生物観察をするときは、岩の表面や隙間、海藻の間などもじ~っと観察して、ぜひ動かない「動物」の仲間も探してみて下さい。
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