「真鶴自然こどもクラブ 『岩海岸をたんけんしよう!』」(2016年2月21日(日))

2月21日に、真鶴町内の子どもたちを対象に「真鶴自然こどもクラブ 『岩海岸をたんけんしよう!』」を開催しました。 この企画は1月の冬休みに開催した「まなづる港の今とむかしをたんけんしよう!」に引き続き、江戸時代の古地図や大正・昭和時代の写真などを手掛かりに、町内の大地の成り立ちや自然、そこに暮らす人々の文化や産業を調べたり、現在までの移り変わりをたどってみたりしました。 今回は、昔の地図や写真のほかに、自然や文化などに関するみどころを示すヒントを書いたカードを7枚用意し、それを手掛かりに子どもたち自身で町内を探検してもらいました。 探検のスタートは横浜国立大学の臨海環境センター。はじめに、岩の町の地形の成り立ちや歴史や文化などのお話をしました。少し難しい内容もありましたが、無事ゴールに辿り着くための大切なお話を真剣に聞いていました。 はじめに回ったのは、謡坂(うたいざか)という場所。石橋山の合戦に敗れた源頼朝が、敵から逃げ切れたことを喜んで通った坂道とされています。真鶴町内には、この他にも頼朝に関連する場所がいくつもあります。 謡坂は、真鶴駅から岩海岸へ向かう途中にあります。 みんなよく通る場所だけど、知らなかったことも勉強できました。 岩海岸では、生物も探しました。港の中は波が穏やかなことや、岸壁が生物にちょうど良い生活場所になっていて、さまざまな生物を観察することができます。子どもたちは、この港はいつ頃できたのか、どのように作られたのか、港が作られる前はなんだったのか・・・さまざまな謎を解明しようと一生懸命がんばりました。 岩漁港では岸壁にアカフジツボが落ちていました。 漁師さんの網や浮きから剥がれたものでしょう。 昭和のはじめに撮影された写真を見て、それと同じ場所を探しました。 変わってしまったことも多いけど、防波堤は当日同じでびっくり! 岩地区は、本小松溶岩と岩溶岩という異なる溶岩帯の間の低地に集落ができました。兒子神社や如来寺跡をはじめ、歴史や文化などの見所もたくさんあり、「箱根ジオパークに」地区全体として指定され、ダイナミックな自然の魅力とそこに生活する人々の文化を体感することができます。 兒子神社の鳥居の裏に刻まれた古い文字から建立された年が分かりました。 兒...