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海のミュージアム「磯の生物観察会」「海の自然実感教室」 2020年6月20日(土)

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午前中は、梅雨の中休みの青空に恵まれ、三ツ石海岸で磯の生物観察会を実施することができました。外出自粛要請を受けて、スタッフもほとんど磯へ出ることがなかったので、久しぶりの三ツ石海岸での磯観察となりましたが、カニやヤドカリ、ナマコや貝のなかま、ハゼのなかまなども、例年のこの季節と変わらず、元気な姿を見せてくれました。中でもニセクロナマコが目立ち、ご参加のみなさんは、子どもも大人もその不思議な姿や数の多さに驚ろかれていました。  毎年春に産卵シーズンを迎えて大人気のアメフラシは、どうやら産卵を終えてしまったようで、今回見られなくなってしました。海のミュージアムでご紹介できなかったのは残念ですが、また来年、三ツ石海岸で会えるのを楽しみにしたいと思います。  その一方で、白くて可愛らしいシラユキウミウシが海のミュージアムに初登場しました。海にはたくさんの種類の生物が暮らしているので、磯の生物観察でも、見たことのない生物との出会いがあります。どんな新しい発見があるのかと毎回わくわくしながら楽しむことができます。 午後は真鶴町立遠藤貝類博物館のテラスで、海の自然実感教室を開催しました。 今回は、海藻おしばづくりを行いました。予め、スタッフが拾った海藻も用意しておきましたが、午前中の三ツ石海岸で拾った海藻も使用しました。 海藻は、真鶴でも年末ごろから生え始め、時期によって種類を変えながら海岸を覆ったり、岩礁や港の中でゆらゆら揺られるようになります。本格的な夏を迎えると、ほとんど姿を消してしまうので、海藻を自分で拾って観察できるのも今の時期までのお楽しみです。緑藻、褐藻、紅藻と色素の違いによってさまざまな色彩を見せる海藻をおしばにして、持ち帰っていだきました。おしばにして海藻をきれいに広げると、繊細なからだのつくりを詳しく観察することもできるようになります。色とりどりでさまざまな形の海藻は並べるだけでまさに自然のアートを楽しむことができます。  後半は、プランクトンの観察を行いました。この時期の海は、冬に比べると緑色に見えていますが、海中の植物プランクトンの増殖が原因です。顕微鏡で観察すると、珪藻のなかまが多く見られました。また、ヤコウチュウも春から増えるプランクトンの代表種。第増殖すると赤潮と呼ばれ、海面を...

相模湾初観測、「白潮」調査に同行しました。(2020年5月15日)

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5月大型連休明けごろから、相模湾で「白潮」が観測されました! 海の近くにお住まいのみなさんの中には、お気付きの方も多いようですが、最近の海の色が、明るく白っぽいエメラルドグリーンになっています。 (写真1枚目は5月15日の白潮の様子、2枚目は比較として2018年9月撮影のもの) 原因は、円石藻という小さな小さな植物プランクトンの増殖です。海洋表面のプランクトンの動態は、衛星写真を使って解析することができ、今回、円石藻が相模湾で大増殖していることもJAXAの「しきさい」の画像からわかりました。 円石藻は炭酸カルシウムでできた構造をもち、多く集まると衛星からも白く見えることから「白潮」と呼ばれています。 円石藻は、ふだんも相模湾に見られますが、数は少なく、白潮が発生するのは大変めずらしいことです。真鶴町にある横浜国立大学臨海環境センターの下出教授によると、相模湾では初観測かもしれないとのことでした。 下出先生が急遽調査に出るとのことで、お手伝い&同行させていただきました。 プランクトンを採取する下出教授(真鶴沖、横浜国大調査船たちばなにて) 円石藻は、5〜10μmと大変小さいので、電子顕微鏡で観察しなければならず、臨海センターの顕微鏡では、はっきりとは見ることはできませんでしたが、たしかに白い粒子の表面に凹凸がいくつもあり、それ自体がくるくると回転している様子が確認できました。電子顕微鏡で観察すると、円石藻の繊細で美しい構造が見られます。今後、詳しく解析されるとのこと、結果が楽しみです。

真鶴自然子どもクラブ「港町をたんけんしよう!」 2020年1月19日(日)

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2019年1月19日(日)は、真鶴自然子どもクラブ「港町をたんけんしよう!」を開催しました。 真鶴自然子どもクラブは、地域の子どもたちが地域の海や自然で遊んで楽しむ体験学習プログラムです。真鶴町の海や自然の魅力を体験するイベントを年に4回程度行なっていますが、今回はみんなで真鶴港周辺を探検しました。 真鶴港は、海に突き出た真鶴半島の地形を活かした天然の港で、古くからこの地区の中心として賑わっていました。現在のJRが開通する前は、真鶴町の玄関口は専ら港で、多くの人や物資が行き交い、真鶴の発展を支えてきました。 港周辺のエリアには、漁業や石材業などの今尚続く中心産業の過去や現在の様子はもちろんのこと、源頼朝や鯖大師などの歴史的、文化的な史跡も残り、自然と人々の関わりが続いてきた魅力がたくさん詰まっています。 今回は、真鶴港のなぞにせまろうということで、いくつかのポイントを「真鶴港のなぞ」ということでスタッフが準備し、その謎を解き明かすという方法で活動しました。参加した子どもたちは1年生から5年生と幅広く、低学年には少しハイレベルに思われる内容もありましたが、みんな一緒に楽しく参加してくれました。 はじめは、集合場所となった魚市場についての解説をし、漁業のお話をしました。 その後、最初のなぞは「真鶴港に生き物はいるのか!?」ということで、岸壁から生き物さがしをしました。 港の南側では、水中を覗くとすぐに小魚が泳いでいたり、たくさんのヒトデがくっついているのがわかりました。 早速、網ですくうと、ヤツデヒトデにイトマキヒトデの2種類が確認できました。   次の謎は、源頼朝が石橋山の合戦で敗れたあとに、身を隠したといわれるしとどの窟でのチャレンジでした。ここには、窟の跡の他に、巨石が展示され、古くから盛んだった石材業の歴史を伝えています。江戸城や、お台場の砲台の建材として重宝された石材は、全国から採石されていますが、真鶴の石は質もよく、当時の大名によりたくさんの石が切り出されました。その大名が切り出した印をつけたものが「刻印石」です。子どもたちには、この刻印を探してもらいました。 ここには、窟の跡の他に、巨石が展示され、古くから盛んだった石材業の歴史を伝えています。江戸城や、お台場の砲台の建材と...

真鶴自然子どもクラブ「横浜国立大学の実習船たちばなに乗って、海の研究を体験しよう!」 2019年11月17日(日)

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2019年11月17日(日)は、真鶴自然子どもクラブ「横浜国立大学の実習船たちばなに乗って、海の研究を体験しよう!」を行いました。 真鶴自然子どもクラブは、地域の子どもたちが地域の海や自然で遊び、学んで楽しむプログラムです。真鶴町の海や自然の魅力を体験するイベントを年に4回程度行なっていますが、今回の海の研究体験も今年で8回目となりました。 真鶴町内には横浜国立大学の海洋研究の拠点施設「臨海環境センター」があり、毎回大学の協力をいただき、実習船の体験乗船と海洋環境の観測、プランクトンの採取と観察など、大学が拠点を置くほどの生物豊かな海がある、真鶴町ならではの体験をして楽しんでいます。 昨年に引き続き、今回も、横浜国立大学 下出准教授にご指導いただきました。 水深100mでおもりがボトルにぶつかる振動が、船の上まで伝わります。 実習船「たちばな」の乗船では、水深0mの表層から、100mまで5層の海水を採水しました。採水は、研究で用いられる「ニスキン採水器」を使用します。ワイヤーにボトルをつけて、指定の深度まで下げたところで、ワイヤー沿いに船上からおもりを落とすと、ボトルの口が閉まり、目的の水深の海水を取ることができます。おもりが海中でボトルにぶつかった振動が船の上までワイヤーを伝わってくるので、子どもたちと一緒にそっとワイヤーを触れ、海中できちんとおもりが当たったかを確かめました。 採水した水の水温の測定、透明度の測定、植物プランクトンと動物プランクトンの採取などを行いました。船酔いしてしまった子もいましたが、全員最後までがんばり、無事にサンプルを持って帰港してくれました。 透明度測定の様子。 体験乗船は2班で行ったので、待っているもうひと班は、センターで海藻おしばに挑戦しました。色とりどりの海藻のデザインを楽しむことができる海藻おしばは、海藻の研究のための標本作りのための手法です。 海藻おしばも作成しました。できあがりはお家にかえってからのお楽しみ。 船でのサンプリングが終わると、センターに戻って、塩分の測定を行いました。屈折型塩分計は、海水を少量乗せて目盛りを読みます。なかなか見えにくく難しいようでしたが、正確に読み取ってくれていました。計測した塩分の数値は、船上で計測した水温とあわせて、...

海のミュージアム「ひもの作り体験&プランクトン観察」 2019年10月19日(土)

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2019年10月19日(土)は、海のミュージアム「ひもの作り体験&プランクトン観察」を開催しました。 ひもの作りをご指導いただいたのは、真鶴町漁協の朝倉さんです。 関東、甲信越に広く影響をもたらした台風1は、真鶴周辺の海にも大きな影響があり、ここのところ相模湾での水揚げが少なくなっていました。真鶴魚市場でもお魚がなかなか手に入らない状況での開催でしたが、今回はお魚も朝倉さんにご尽力いただき、ムロアジ、ゴマサバ、ワカシと3種類もの新鮮なお魚を使って、ひもの作りを体験することができました。ありがとうございました。 朝倉さんのお手本を見せていただいた後、みなさんもお魚さばきに挑戦しました。 お子さまにとっては、丸のままのお魚を目の当たりにするもめずらしい体験のようで、喜んでさわっていました。   初めは、ムロアジからはじまって、最後にさばいたワカシ(ブリのこども)は、なかなかひものやさんでも売られることがありません。捌き方も難易度が高いそうですが、みなさんなんとか、開くことができました。 その後は、血合いや内臓などを水できれいに洗います。この過程で生臭さがなくなるということで、なかなか重要な作業です。 塩水につけて乾燥させると、保存に適し、ぎゅっと旨味が増すようになります。 並べて干して、あとは乾燥するのを待つのみ! ひものの完成を楽しみに、お昼をとったあとは、真鶴港でプランクトンをつかまえて観察しました。 プランクトンネットを使ってお一人ずつつかまえていただきました。お持ちいただいたペットボトルに入れると、中で小さな小さな生物が動いているのが見えました。 室内に移動して、プランクトンについてご紹介し、さきほどつかまえたプランクトンを顕微鏡で観察しました。 毎回見られる種類が変わり、いろいろな種類が観察できるプランクトンですが、今回は、動物プランクトンのカイアシ類がたくさん見られました。 このカイアシ類は、海のプランクトンの中でも、種類・量ともに最も多く、海のプランクトンの代表格といえます。そして、シラスなどの小魚が食物としているのが、まさにこのカイアシ類です。今回ひものの材料としたサバなどは、そのシラスなどの小魚やさら...

海のミュージアム「磯の生物観察会」「海の自然実感教室」 2019年9月29日(日)

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2019年9月29日(日)は、海のミュージアム「磯の生物観察会」「海の自然実感教室」を開催しました。 「磯の生物観察会」は前日まで雨予報が出ていて開催できるか心配でしたが、直前で雨もあがり、無事みなさんと楽しむことができました。野外での活動なのでお天気や海況は重要です。毎回、よいコンディションになることを祈るばかりです。 観察会は真鶴町立遠藤貝類博物館で集合し、事前のレクチャーを受けていただいてから、三ツ石海岸に移動して生物を探していただきました。 雨が上がった三ツ石海岸。お昼近くには汗ばむほどあたたかくなりました。 今回も、春夏に観察会に参加されたリピーターの方が来てくださっていました。季節によるちがいはどんなところかと、生物の種類や数を比較されているようでした。興味を持っていただけてうれしいです。 タコノマクラ(殻)を発見!とてもうれしそうでした。   見つかった生物は、海岸まで持って集合してもらいました。 今回は、三ツ石海岸の磯で見られる生物としては、なかなか珍しい種類が観察できました。特に、海のミュージアムの磯の生物観察会では初観察の生物を紹介します。 ニシキウミウシは、とても華やかな体色をしたウミウシです。大きさも8cmほどあり、大型の種類です。伊豆より南の海でダイビングをすると見られることが多いので、通常はもう少し暖かく、水深も深いところに生息しています。 ニシキウミウシ。体調8cmほどでした。 クロホシアカナマコも、真鶴よりもっと南の海で見られる種類です。スタッフの渡部は、三ツ石海岸で数十年磯の生物を観察指導してますが、これら2種は、ここでは初めての観察ということです。 このような南方種は、毎年夏の終わりから秋にかけて多くなります。海水温が一年で最も高くなることや台風によって運ばれてくることが原因ですが、今年は、例年よりも多く、チョウチョウウオの幼魚など南の生物が見られています。 南からの黒潮が相模湾に近い流路をとっているので、どうやらそのことが影響していそうです。 ニセクロナマコ(上)とクロホシアカナマコ(中) 見つけた生物は、ならべてゆっくり観察。動きをじっくり見てみよう、さわってみよう。 スタッフから解説をしてい...