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いつまでもこの海と暮らしていくために。ディスカバーブルーは海や海の生物、生態系、環境を一人でも多くの人にお伝えしていくために、「人」と「海」とのかけ橋になろうとしています。

2012年12月29日土曜日

真鶴自然こどもクラブ

2012年もあとわずかとなって参りました。皆様に出会い、支えられておかげで、本年もたくさんのイベントの実施や小学校での授業を通して、「人」と「海」のかけ橋になることができました。本当にありがとうございました。

本年最後のイベントとして、12月27日に真鶴町内の子供向けイベント「真鶴自然こどもクラブ 冬の真鶴半島探検」を開催しました。このイベントは、地域の子供たちに地元の魅力を知ってもらおうというもので、町立遠藤貝類博物館とディスカバーブルーが共催し、真鶴小学校の児童に参加してもらっています。

真鶴半島探検はお林展望公園からスタートしました。ここ数日続いている厳しい寒さの中、子供達は元気に出発しました。防寒のため着膨れていたのはスタッフだけでした(笑)。
お林展望公園からスタート

まずは、お林遊歩道を抜けて番場浦遊歩道へ向かう道を歩きました。
お林は、冬になっても葉を落とさない常緑照葉樹林です。こんなに寒い時期でも、緑の葉つけているので、冬の柔らかい日差しが木漏れ日として差し込んで美しい光景を作り出していました。
冬でも緑の葉から木漏れ日が差すお林

林の中では、冬の厳しい寒さの中でもたくさん種類の植物が懸命に春を待っている姿を観察しました。見上げれば、クスノキ、クロマツ、スダジイやタブノキの巨木が枝を広げて日光に当たっていますが、暗い足下にはアオキやシダ類、お正月の飾りとしても利用される赤い実を付けたマンリョウが地面を覆い、植物の種類によって生活の方法が違っているということが観察できました。
アオキ。お林に多く生息する低木。

マンリョウ。お正月飾りとして用いられる。


また、大きな切り株をよく見つけました。これらは、近年多発している非常に強い台風や低気圧の暴風、そしてマツクイムシという害虫の被害で倒木や伐採された跡なのだそうです。
切り株に大きな穴が空いていたので、その中をみんなでのぞいたり、入ってみたりしました。こども2人も入れる穴が空いた大きな切り株でした。
でも、なくなってしまった大きな木のあとには日が当たります。すると、さまざまな植物が日の光を浴びることによって成長しはじめます。そしていつか、再びもとの林に戻っていく、そんな自然の営みも観察することができました。
切り株の穴に侵入チャレンジ中。何人は入れるかな?

お林を抜けた番場浦海岸では、波打ち際のすぐそばで数千年前の植物の化石を観察しました。この化石は今年紹介されたジオパークの一部にもなっていますが、真鶴半島では数百年にわたる林の営みに加え、数千年前の林の姿まで観察することができます。
数千年前の植物の化石。ジオパークに登録されています。

子供たちは自然のいろんなものを発見し、冬の山でも海でも遊び方が上手です。でもそれが、豊かな自然がある真鶴半島だからこそだということに気づいて、もっと好きになり、大切に思う気持ちをもってくれたらいいなと思います。

この冬の今回行った冬の真鶴半島探検とほぼ同様の内容で、「真鶴半島ネイチャーウォーク」として一般向けに1/27(日)、2/2(土)に開催します。是非、ご参加下さい。


それでは、みなさま良いお年をお迎えください。
来年もみなさまに素敵な海との出会いがありますように。

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